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(side ORANGE)
桐「…A、戻ってないん？」
中「…ん、濱ちゃんが探しに行ってくれた」
神「これドッキリ成り立つん？それより早く安心させてあげたいわ」
重「…俺も行く」
桐「2人も出てバラバラで戻ってきたらそれこそ成り立たん、崇裕が戻ってくるん待とう」
あかん、笑うな、笑うなよ俺。
って思いながらめちゃくちゃ真面目な顔でしげを宥める。
Aが出ていってもうてから結構経つけど、なんて白々しく言いながら入ったレッスン室は体感5℃ぐらい低くて、ほんまに地獄みたいな重さを纏って。
全員の話すトーンが低くて、視線が下がってる。
濱「大丈夫やって、皆怒ってないし、」
「…イヤ」
濱「ほら、入って目冷やさな、瞼腫れてまうで」
「……入りたない、」
廊下から絶妙に聞こえる声に全員が弾かれたように顔を上げて、全員が揃って扉へと視線を遣った。
少し籠ったようでいて注力すれば言葉の内容はちゃんと聞き取れる、さすがやなって感心するぐらい"ホンマっぽい"、演出。
「……、」
中「…A、泣かせてごめんな」
藤「とりあえず泣き止んで、俺ら怒ってないし、」
神「瞼冷やそか、化粧落ちちゃうかもやけど、」
小「ちゃうねんA、俺らホンマは、」
重「………、」
肩を落として目元を拭いながら入ってくる姫さんにわらわらと寄っていく気落ちした男達は、全員が揃って慰めながら頭を撫でたり何か持ってきたり。
そんな中で眉間に皺を寄せて目の前に立つしげを、ゆっくりと潤んだ瞳で見上げるA。
途端にしげに腕を引かれて、きっといつもよりも強めに抱き寄せられた姫さんは一瞬驚いた顔をしてから、しげの腕の中で堪えきれずに笑い出してしまう。
「…っふ、」
桐「あかんのよ、そこで笑ったらあかんww」
「は、…はまちゃ、」
濱「いやもう笑うてもうてるやんww」
「めっちゃ真面目に慰めてくれるから我慢出来んくて、」
濱「はい！テッテレー！」
中「何？なんや？ドッキリか？自分ら共犯か？」
神「えっ俺らが仕掛け人ちゃうん！？」
小「待って待って、説明して！！！」
藤「……？？？」
「えーと、ドッキリ大成功〜♡」
なんて、ね？って可愛くしげの耳元で言う姫さんに、まだ理解の追いついてないウチのセンターは眉間に皺を寄せたままAを見つめて固まってる。
思考回路が追いついたセンターが心底安堵した笑顔で元気そうに声を上げるまであと数秒。
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亜由 - 楽しく読まさせて頂いてます。イブとクリスマスのお話が読みたいです。イブはシゲとクリスマスはメンバーと一緒のお話。 (2022年12月23日 16時) (
レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
竜胆(プロフ) - 亜由さん» 亜由さん、コメントありがとうございます。読んで頂けて嬉しいです、丁度本日書いていたので書き上げる活力になりました。ありがとうございます、それとお待たせしたようですみません。またお時間のある際に覗きに来て頂けると喜びます。楽しんで頂けますと幸いです。 (2022年12月20日 21時) (レス) id: 4b185b5ed0 (このIDを非表示/違反報告)
亜由 - 遅くにすみません。小説読みました。白と赤の日常のお話が読みたいです。 (2022年12月20日 3時) (レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竜胆 | 作成日時：2022年11月17日 18時
