さあ、進もうよ、姫。

551の、あるとき。 ページ37

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(side YELLOW)







「じゅーんたくーん！」

重「やめろいま俺と真面目な話しとんねん」

「どこがやねん弄り倒してるやん」

重「ww真面目に遊んどるんや！」

「やめて、私の淳太やから！！！」

重「俺の淳太じゃ！！！！」

中「ああもうやかましい！！」





お前の淳太でも無いしAの淳太でもないし、いやAの淳太は満更でもないけども！！！


やいやいと騒ぎ立てるこの5歳児たちは楽屋で暇になると俺を格好の的にして遊びよる。

いや嬉しいで、内心嬉しいねんけど。

俺を真ん中に挟んで騒ぐんはやめてくれ。





濱「姫さーん、撮影交代やで」

「はあい」

藤「しげも交代」

重「ういー」

小「淳太は交代じゃないー」

中「ほな言うな！w」

桐「ww」

神「俺らは次やからなw」





照史と俺と神ちゃんはまた次のグループやから、楽屋に戻ってきた3人と交代でしげとAが楽屋を出ていく。


……なんか、一気に静かになったな。





桐「自分ら騒いどる声、廊下まで聞こえてたでw」

中「いや騒いでるんはあの子ら2人だけなんよ」

神「巻き込まれやなw」

小「じゃあ俺代わりに騒ぐわ」

中「ええねん騒がんでw」

濱「あ、ほな俺も」

中「俺も、ちゃうから！忙しいなもう！」





へへ、って笑う濱ちゃんのなで肩を軽く叩いて、園児が帰ったあとの幼稚園みたいな空気になんとなくそわそわ。

…いや、おらへんから寂しいとかではないねん、決してな。


…雑誌でも読もかな、ってぺらぺらと半分くらい過ぎた頃、廊下から園児たちが戻ってきた。





「じゃあ分かった、今日は濱ちゃんの日にする」

重「濱田も俺のや！」

「あかん、濱田は私のやから」

小「濱ちゃんは俺のやから！！」

重「急に入ってくんなやw」

濱「あの〜姫さん、急に抱き締められると濱ちゃんびっくりしちゃうんやけど、」

「崇裕は私のやんな？」

濱「もちろんですう！」

小「濱ちゃん！！裏切んなや！！」

桐「裏切りとはww」

神「俺ら交代やろ？はよ行かな怒られんで」

中「流星寝てるんやし静かにしたれってw」





今日も今日とて賑やかすぎるくらいやけど、あんまり静かやと若干寂しいのはまあ、本音でもあって。


この2人がはしゃいでる時と静かな時の差は、さながら551の肉まんのCMみたい。


肉まんみたいなお前らのことは憎まん！いうて。



うまいこと言うてる、これは。

肉まんだけに。




なんてな。

さすが俺、今日も絶好調やわ。








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