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(side YELLOW)
重「昨日の晩飯は」
「…ケータリングのスープ」
重「アホかお前、今日は何食うてん」
「……ケータリングのスープ」
重「アホかお前」
デジャブにデジャブを重ねたみたいな会話をするふたりは、10分だけ遅らせた撮影までの猶予で素早く回復、という名目でイチャイチャしとる。
自分らからしたら静養しとるつもりなんやろけど、傍から見てたらイチャイチャしてるようにしか見えんのよ。
重「今日ニラ鍋決定な」
「空きっ腹にニラ鍋キツ」
重「やかましいわ、免疫つけ」
「しげちゃん」
重「ん？」
「…ごめんなぁ」
重「…ええねん、気にすんな」
ソファに座るしげの膝の上で小さく丸まって、ヤツのブランケットに包まれながらほかほかの白湯を握りしめて。
こんな可愛い生き物、他にみたことある？ってぐらい。
どうしようもなく可愛くて仕方ないこのお姫様が珍しく体調を崩したとなれば、メンバー全員何も手につくはずもなくじっと二人の動向を見守るだけで。
重「…いや、さすがに見すぎちゃうか？恥ずいねんけど」
小「心配やねんもん」
神「あんな倒れるとこ見てもうたらなあ」
桐「心配な気持ちが9、デレデレのしげが珍しいが1やな」
中「確かにあんだけ怒ってた割にベタ甘やもんな」
藤「何か買ってこよか？おやつ無くてええん？」
濱「10分で足りる？俺交渉してくるで？」
重「ありがとうな、でも多分もう行けよるわ」
Aのつむじにぐりぐり顎を押し付けながら体温を分けてあげるしげはもう全く怒った顔もしてなくて、ただ時折心配そうにAの顔を覗き込むくらい。
こいつらまともに喧嘩したことあるんか？て不思議に思うほど甘々に育てられてる姫はさっきより少し元気そうで。
小「ほんまに行ける？寝とかんでいい？俺運ぼか？」
「望、ありがとう。もう大丈夫」
小「も〜〜〜心配やねんけど！」
「ちょっとうるさいわ」
小「その調子や！」
桐「どれを求めてんねんww」
よしゃ、としげの膝から立ち上がったAはしなやかにストレッチをして、ピンシャキの状態で撮影本番を迎えた。
さすが姫、明日はゆっくり休みや。
1週間後、「ちょっとしんどいねん」と切り出した姫は、どう見ても元気そうな顔で俺の手を握って。
「お腹すきすぎて♡」
中「…焼肉行こか」
「最高！」
そういうしんどいちゃうねんけども。
まあ元気に越したことは無い、快気祝いと行こ。
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亜由 - 楽しく読まさせて頂いてます。イブとクリスマスのお話が読みたいです。イブはシゲとクリスマスはメンバーと一緒のお話。 (2022年12月23日 16時) (
レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
竜胆(プロフ) - 亜由さん» 亜由さん、コメントありがとうございます。読んで頂けて嬉しいです、丁度本日書いていたので書き上げる活力になりました。ありがとうございます、それとお待たせしたようですみません。またお時間のある際に覗きに来て頂けると喜びます。楽しんで頂けますと幸いです。 (2022年12月20日 21時) (レス) id: 4b185b5ed0 (このIDを非表示/違反報告)
亜由 - 遅くにすみません。小説読みました。白と赤の日常のお話が読みたいです。 (2022年12月20日 3時) (レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竜胆 | 作成日時：2022年11月17日 18時
