揺れるココロ ページ8
side:紫
俺は一言も発さんかった
皆、シゲを早く立ち直らせようとしてる
勿論、俺も明るいシゲの方が好き
やけど…ワガママな俺は…
シゲにいなくなってほしくない
直感やけど、シゲが俺らの事を吹っ切ってしまったら
シゲはここからおらんくなってしまう
その時はきっと俺らももうこの肉体を手放す事になる
やから
俺は…俺は、、、
シゲはここに留まるべきやと思ってる
俺らのためにも、シゲ自身のためにも
これからも俺ら7人でおろうや
血を吐くような努力をして掴んだ7人でのデビュー
てっぺんの景色を見に行くって決めて
それからずっと俺ら7人とファンの子達で全力で走ってきて
……こんなにあっけなく終わらせてええん?
俺らはまだ終わらへん
やって…やってさ
俺の目の前にはメンバーが全員ちゃんとおるんやで?
死んだなんて
シゲだけが生きているなんて
…そんなん誰が認められるっていうん
悪いけど
俺は淳太や望や神ちゃんや流星に味方はできひん
シゲの情を煽るくらいに俺は全力でシゲをここに留まらせる
悪人やって言われてもええ
俺は7人でおるのが一番好きやから
どんな事をしても…この世界は絶対に変えへん
そう…どんな事をしても…
45人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:萌 | 作成日時:2020年2月4日 17時