彼の状態 ページ38
一方、そんなことが起きていると知らない百目鬼達の会話を除いてみよう。
百「小娘、お前はなぜ戻ってきた」
ミ「んー…近くにきて思い出したから？」
彼女は百目鬼を見つめ首をかしげた
百「なぜ疑問系なのだ」
ミ「私もよう分からん」
百「はぁ？」
百目鬼は顔をしかめてミルクを見つめた
ミ「なんか、来なきゃって思った。それだけ」
百「お前は勘が良いのか悪いのか…」
大きくため息をつき呟く
ミ「いい方だと思ってますけど？」
百「お前の解釈など知らん」
ミ「もー、冷たいなぁ！」
不満げな顔をして百目鬼を見つめていた
百「俺はお前に問いかけてない。お前が勝手に答えただけだろう」
ミ「百目鬼は独り言がでかいんだっつーの！」
百「俺に文句を言うな小娘！」
ミ「あいてっ！」
ミルクの頭に百目鬼の拳が落ちた
ミ「ってーなぁ…何も叩くことはないでしょ！？」
百「文句を言うお前が悪い」
ミ「そのひねくれた性格、全く変わってない！」
百「ひねくれてなどいない」
舌を出し文句を言うミルクに対して表情を一切変えずに真顔で百目鬼は答えた。
狐「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！」
ミ&百「！？」
百「狐妖っ！」
ミ「待って百目鬼！言っちゃダメ！」
百目鬼は走って神社へ近づいた
百「ぐっ…なんだ、これは…」
百目鬼が神社へ向かおうとすると何かの壁があるかのように通れなかった
ミ「やっぱり…狐妖が…あの子が暴走してる…」
百「これは狐妖の力か…」
二人は知っていた
ミ「きっと兄さんが説得してる、待ってよう？」
百「これじゃ入れない。待つしかないだろう」
あの子のこと、狐妖の事情も
ミ「ほんっとに素直じゃないんだから」
百「黙れ」
いつものような会話が進み、しばらく沈黙が続くとその沈黙を破ってミルクが百目鬼を呼んだ
ミ「百目鬼」
百「…わかってる」
二人は目を合わせ、何かを合図した
ミ「なら、いいけど」
二人の会話はここで途切れ、彼らが出てくるのをひたすら待つことになった。
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ゆずれもん(プロフ) - 次々とコメントが…！ありがとうございます！ 狐「あやか殿、ありがとうなのじゃ」 皆も喜んでます！ (2018年11月14日 21時) (
レス) id: 304825c5c2 (このIDを非表示/違反報告)
あやか - この小説面白くて、いつも拝見させて頂いています。これからも頑張ってください！応援してます！ (2018年11月13日 22時) (レス) id: 916971c0e4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずれもん(プロフ) - ありがとうございます！これからも頑張ります！ (2018年11月13日 22時) (レス) id: 304825c5c2 (このIDを非表示/違反報告)
松ミンゴ。(^∀^)♭ - この小説 ｽｷｽｷﾞｨ！！ 更新待ってるぜえええええええ！ あ、応援して、ます。がんばって下さい。(☆A★)ぱりぴぃぃぃ！ (2018年11月13日 20時) (レス) id: 85930732e3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずれもん(プロフ) - ありがとうございます！更新の励みになります。これからも頑張ります！ (2018年11月4日 7時) (レス) id: 304825c5c2 (このIDを非表示/違反報告)
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