負けたくないガール

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《和也side》



『お呼びでしょうか？』

HIRO「今、ジャージって持ってきてる？」

『はい？』

HIRO「質問を変えよう(笑)
その格好で踊った後、着替える服はある？」

『着替えはホテルに帰らないとないですけど…私が踊るんですか？』

HIRO「大阪公演でキッズダンサーのセンターに入ってもらいたいんだよね」

『…ん？ん？』



1からHIROさんがきちんと説明すると、納得して引き受けてくれたA。



『着替えは誰かに借ります(笑)
今日はジーンズにツアーシャツなんで踊れますし』

敬浩「俺の貸してあげるから！」

『敬浩さんのはなんかやだ〜』

敬浩「なんでだよ！」

『嘘です(笑)』

和也「とりあえず三代目の誰かに振り確認してもらってから、キッズダンサー担当の先生と打ち合わせな」

『うん、わかった！
えぇ、誰に確認してもらおうかな〜』

「「はい！はい！」」



Aが三代目の方を見ると、ボーカルの2人まで手を挙げた。



直己「臣と隆二は踊れないでしょ(笑)」

登坂「見るだけならできるんで」

今市「間違ってたらあれって思いますし」

直人「せめてパフォーマーに見てもらいなよ？笑」

『まぁみんなで仲良くやってきまーす(笑)』



直人と直己以外の5人を引き連れて、ステージ裏に行ったA。

Aがマネージャーになってから、どこにいても中心にはあいつがいる。

Aのおかげで翔ちゃんも打ち解けるのが早かったし、マネージャー同士でもうまくやってるみたい。

自分の妹だけど、そういうとこはマジ尊敬するよね。

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