負けたくないガール

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《小森side》



撮影前にAちゃんと喧嘩したけど、結局Aちゃんには敵わない。

みんなでウォーミングアップをして、まずは通しでサポートメンバーも一緒に踊る。

目立ちたくないと言うわりに、Aちゃんは目立ちがち(笑)

ちっちゃいくせに、イケメンだからね。

もう一緒に踊れないのかと思うと、少し寂しい気持ちもある。



監督「柴田っちがイケメン」

『ありがとうございます(笑)』

監督「踊ってるとホントに和也くんに似てるよね」

『妹なんで、似ててもしかたないです』



GENEよりベタ褒めされるAちゃん。

やっぱり人を惹きつけるなにかがあるんだろうな〜。

通しで二度踊って、サポートメンバーは終わり。

教育係のAちゃん以外は帰った。


Aちゃんは俺たちの撮影を見ながら、



『涼太くんの動き、こっちから見た方がよくないですか？』



なんて、監督に意見できちゃうからすごい。

今の俺たちには真似できないな…

いつかそんなことも言えるようになりたい！


監督さんの意図を汲んで、そうなるように改善点を出したり、単純に俺たちへのダメ出しをくれるAちゃん。

Aちゃんが現場にいなくなることが、GENEにとっては成長するチャンスなんだと思う。

精神的にもAちゃんに支えられてる面は多い。

デビューして約半年、Aちゃんを失ってからが俺たちの正念場なのかな。

マジで頑張らないといけないよね！

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