負けたくないガール

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《Aside》



和也「ガンちゃんと結婚するんでしょ？」

『は？誰が？』

和也「A」

『そんな予定は一切ありません！』



よく真顔でそんなこと聞いてきたな。

言ってる意味がわからなすぎる！



和也「ガンちゃん、予定もないの？」

岩田「え？あ、はい。予定としてはありませんね」

和也「希望としては？」

岩田「え？」

『剛典くん、ハッキリ言ってやんないと和也くんには伝わらないよ』



しつこすぎる和也くんには、ハッキリ言わないとね！



岩田「いや、あの…希望としてはあるんですけど」

『え？』

「「…えぇ！？」」



いやいやいや、開いた口が塞がらない。

和也くんと剛典くん以外、全員固まってるからね。



和也「俺は許可する」

岩田「ありがとうございます」

『は？バカなの？和也くんも剛典くんもバカなの？』

岩田「俺と結婚していいって(笑)」



ヘラヘラしてる剛典くんを殴りたい気持ちを抑えて、睨む。



敬浩「Aは俺のお嫁さんでしょ？」

『いや、違いますね』

敬浩「え！？なんでガンちゃんはいいの！？」

和也「夢を追うガンちゃんの背中を押して、夢の邪魔をしたくないからって身を引いたAと、応援してくれるAのために頑張ってるガンちゃんよ？
これは将来的に結ばれないとダメでしょ！
ていうか俺が認める奴じゃないと付き合うのも反対だけどな(笑)」

『ただのシスコンじゃねぇか！』

今市「万が一ですけど、他にAちゃんのことを好きな奴が出てきたらどうするんですか？」

和也「俺に認めてもらえる自信と、ガンちゃんに勝てる自信のある奴は頑張ればいいと思う」

登坂「Aちゃん、結婚できるの？」

『この調子じゃわかりません(笑)』



心優しい三代目のボーカルさんに心配されてる。笑

お兄ちゃんがこんなに過保護だったら、結婚できるかすら怪しいわ。

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