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わたしは、今凄くアホっぽい顔をしてると思う。
じんくんはわたしを見下ろすと優しく微笑んで。
「俺たちはお前を1人にさせてやらないよ」
我慢していた涙が一筋。
わたしの頬を伝ったそれを、ジンくんが手のひらで拭いながら言葉を続ける。
「そこまでの交換条件付けないとテヒョンがそう易々ここ売ることに賛成してくれるわけないでしょ笑」
「変……だと思ったけど、」
「けど、わたし、」
「もう高校も卒業するし、Aがここに住むべき理由なんてある？」
質問に、返す答えはない。
「十分我慢したし、Aは頑張ったよ。もう逃げていい。
勿論Aがそうしたいならって前提だけど」
優しい声が、大好きな声が。
わたしの中にあった、根拠のない前提、を壊して、溶かしていく。
小さな頃から。
ジンくんは変わらない。
わたしが泣いている時、抱きしめてくれる人で、わたしが辛い時、ひとりにしない人で、
わたしの逃げ場で、わたしの全て。
「一緒に暮らそう。
これから先。ずっと、三人で」
泣きながらこくこく頷くわたしに、「あっ！ ねーちゃん泣かせてる！！！」
「やーー！違う！！」
と家から出てきたテヒョンアが加わり、
テテに抱きしめられながら、泣きながら笑っていた。
＊
「ん、行っておいで」
「ほんとに大丈夫？」
心配そうにわたしを覗き込むテヒョンの手を取り両手で包み込む。
「うん、うん……たぶん、たぶんへいき、
平気じゃなくても頑張る」
引っ越し当日。
お父さんは再婚した事や、
お母さんのわたしへの態度に少し引け目はあるらしい事には気が付いていた。
そして、思うところがあっても、尚。
何にもしてくれない事にも。
だから恐らくお父さんよりわたしのことを理解してくれているであろうジンくんとテヒョンと一緒に住む事には反対はされなかった。
「Aももう18だしな」
と眉根を寄せ笑顔を作って見せた。
「本当に母さんな似たな」なんて。
そして、問題はここからで、実はわたしはお母さんには、今日の今日まで何の報告もせずに引っ越し当日を迎えた。
勿論お父さんにも口止めしてある。
「ちゃんと終わらせておいで」と、ジンくんに背中を押され。
「お、お母さん」
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しろい@ゾンビ(プロフ) - かなさん» パスワード申し訳ありません(T ^ T)出来る限り早く公開出来るように努めます…！温かいお言葉ありがとうございます、コメント本当にありがとうございました…！ (2019年9月21日 0時) (
レス) id: c91a121712 (このIDを非表示/違反報告)
しろい@ゾンビ(プロフ) - さっちゃんさん» はい、元気です〜！体めっちゃ丈夫です！さっちゃんさんもお変わりありませんか？そんな風に言って頂けてこちらの方が幸せです、もう沢山嬉しすぎるお言葉ありがとうございます、愛してます〜(；；) (2019年9月21日 0時) (レス) id: c91a121712 (このIDを非表示/違反報告)
しろい@ゾンビ(プロフ) - さっちゃんさん» さっちゃんさーーーん！！！(；；)(；；)(；；)久しぶりです！嬉しいです！！さっちゃんさんだ！！コメント何度も読み返してしまいました感想うれしい…… わわ、申し訳ありません、あとがきに記載した通りの事情でして…(；；)出来る限り頑張ります！ (2019年9月21日 0時) (レス) id: c91a121712 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 続きが凄く気になります！！続きがパスワードがー(Ｔ＿Ｔ)また続き見られるの楽しみみに待ってます(*´-`) (2019年9月20日 16時) (レス) id: 6f9a56978c (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん(プロフ) - ヤバイです(T ^ T)続きを読もうと思ったんですがパスワードかかってて(泣)また外れた時に読みたいと思ってます(^^)あ〜〜しろいさんお元気ですか？←いきなりwまたこうしてしろいさんのお話を読めるなんて幸せに思っております！！これからも応援してます！大好きです泣 (2019年9月20日 3時) (レス) id: 77a52bcd61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろい
| 作成日時：2019年1月12日 15時
