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3 しろくてあかくて ページ3





A視点


「おい。起きろ。」

「ひぐぅ、!?───な、なんだキャラか。」



ばちん。と頬を叩かれ一気に意識が覚醒する。そしてそこには茶髪で赤いルビーの瞳を宿したキャラがいた。重たい身体を起こすが周りは真っ暗でキャラと自分しかいない。


「えっ、とぉ……ここ、は?」

「ここはお前の心の中だ」
「心の、中……」

「今から攻撃を避ける練習をしてもらう。」


「いつ攻撃されても避けるようにな」と付け足すキャラに「今しなくても………」と言うとキャラを眉と眉の間にシワを作った


「何言ってんだお前は。さっきだって私が助けてなければ(・・・・・・・)お前は死んでいたんだぞ」


「でも、もうキャラと契約(・・)したしキャラが助けてくれるんじゃ……」

「残念だが私は守護霊状態だから敵に攻撃は出来ない。とりあえずA、自分のソウルを出せ。」


「えっ。ソウルってどうやって出すの?」
「そこからか………」


呆れたようにはぁ。と盛大の溜め息を吐くキャラのに申し訳ないと思いつつ苦笑いを零す。するとキャラは自分のソウルを思い浮かべ集中しろと教えてくれた。

そのお陰か次の瞬間、ポンッ!!と自分のソウルと思われる白く染まったソウルが出てきた。


「あ、白なんだ。キャラが赤いソウルだからてっきり赤色って思ってた……」

「まあ。人によってソウルの色は違うからな。



──さて。練習始めるぞ。」



一瞬だけキャラの瞳が不気味に光った。

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作者名:ぺぽたくん | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年8月4日 16時

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