7話 ページ9
「え....！？授業参観！？」
「そうだってばよ！」
ナルトの家に帰ったある日。
晩御飯を食べていたら突然ナルトから衝撃の事実が告げられた。
どうやらアカデミーで授業参観が行われるらしい。
私がアカデミーを卒業したのなんてずっと昔だし、入学してすぐ卒業だったからなあ。授業参観なんてものの存在を忘れていた。
「それでさ、それでさ、授業参観の後に三者漫談？って言うのをやるんだってばよ！」
「漫談じゃなくて、面談ね、面談」
ナルトとサスケの授業風景、見たい。ものすごく見たい。面談に行って、イルカ先生に普段の様子とか、聞きたい。
「ね、ナルト。それっていつかな？」
「来週の金曜！」
来週の金曜......任務はない！行ける！
「よし！私、見に行くからね！」
「ホントに！？よっしゃー！！」
ナルトはぴょんぴょんはねて喜んでいた。
そうだよね、初めての授業参観だもん、ほかの子の親はみんな来てるのに、自分だけ来てなかったら寂しいもんね。
それにしても、授業参観かぁ...。
他のお母さんやお父さん、私が行ったらどんな顔するかなあ。ナルトのこと、何か言ったりしないかなあ。
思わず気分が下がってしまった。
ダメダメ、私が不安がってたら。
私はお姉ちゃんなんだから。
「あのさあのさ！俺ってば、超頑張っちゃうからさ！」
「うんうん、楽しみにしてるよー！」
本当に嬉しそうなナルトの頭をそっと撫でた。
翌日。
今日はサスケの家だ。
いつものように晩御飯を食べている時、ふと昨日のナルトの話を思い出した。
「ね、そういえば、授業参観があるんでしょ？私、行くからね！」
「......」
サスケはナルトと違ってあまり嬉しそうではなかった。どうしてだろう。
「どうしたの？私が行ったら恥ずかしい？」
「違う！.....Aはナルトを見にくるんだろ」
サスケはなぜだかいつもナルトのことを気にしている。何かあると私はナルトの姉だからって言うんだ。
ナルトもナルトでサスケのことを目の敵にしてるし...
私にとっては、二人とも同じように愛してるんだけど。
「そうどけど、サスケのことも見に行くよ。面談もちゃんと二人分行く。
......楽しみだなあ、二人のこと見に行くの。イルカ先生が会うたびにいろいろ教えてくれるけど、実際に見て見たかったんだ。
サスケのかっこいいところが見れるの、嬉しいよ」
サスケは少し恥ずかしそうに下を向いていた。
授業参観、本当に楽しみ！
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紗菜 - 続き、待ってます。 (2022年12月13日 23時) (
レス) id: c2a2213ca9 (このIDを非表示/違反報告)
ﾜｽ - 応援してます(˘ω˘ ) (2022年2月7日 9時) (レス) @page47 id: f51baff03e (このIDを非表示/違反報告)
がー(プロフ) - もう大好きです！絶対続編読みたいです！もうやばいで大好きいいいいいいい！！！ (2019年9月26日 0時) (レス) id: 8eb0f6b23c (このIDを非表示/違反報告)
センカ(プロフ) - 心さん» コメントありがとうございます！おもしろいと言っていただけて本当に嬉しいです！とてもやる気が湧いてきました！ (2019年6月14日 19時) (レス) id: f204811481 (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - 初コメ失礼します。とても面白いです。更新頑張ってください！ (2019年6月13日 7時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：センカ | 作成日時：2018年10月21日 18時
