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17話 ページ19

家に着き、サスケといつもよりも豪華な夕飯を食べた頃、すでに外は真っ黒だった。


ナルトは大丈夫だろうか……


原作を知っていても、やはり心配になってしまう。
自然と落ち着きがなくなって、ウロウロと意味もなく歩き回っているとサスケは「何してんだ」と呆れていた。


仕方なく、洗い物に手をつけ、気持ちをおちつける。


その時、不意に玄関をノックする音が響いた。


「ごめん、サスケ出てー!」


泡がついた手を急いで洗い流しながら、とりあえずサスケに対応してもらう。
サスケは忍具(お祝いに買ってあげた)を片付ける手を止め、玄関に向かう。


玄関からは、何人かの男の声がした。



「火影様よりご命令です。A上忍はいらっしゃいますか?」
「Aならすぐに来る……
外が騒がしいが、何かあったのか?」


どうやら要件は私のようだ。
すぐに行かなくては。

サスケは男達の後ろでせわしなく忍が動き回る様子を見て、男達に尋ねた。


「いえ……実は、」
「おい、やめろ……うちはサスケ、君が知るべきことは何もない。我々はA上忍に任務を預かってきたんだ。子供は早く寝るんだな。」


玄関に向かうと、高圧的な男とサスケがにらみ合い、すでに一触即発な状態だった。


慌てて二人の間に入る。


「波風Aです、伺いますから一度外へ……
サスケ、もう部屋に入ってていいよ、ありがとう」
「……あぁ」


サスケは納得していないようだが、渋々部屋に入っていった。

プライドの高いサスケはお子様扱いされたことに非常に腹を立てているだろう…
まったく。余計なことを言わないでほしいわ。


「で、ご命令は」
「A上忍のご姉弟であるうずまきナルトが封印の書を持ち出し、現在行方不明です。
つきましては、A上忍にも捜索に加わっていただきたいと」


やっぱりナルトのことか。
予想はしていた。

ナルトが封印の書を持ち出したとなれば、私の監督不行き届きだ。全責任は私にある。
……そう言う約束で、私はこれまでナルトを育ててきた。


火影様はお優しいから、この程度のことで私を処分することはないが……



せっかくサスケのお祝いをしてあげていたけど、仕方がない。


「了解しました。すぐに加わります」
「では、これまでの捜索の情報を…」
「不要です」


ナルトの居場所はだいたいわかる。

前世の記憶もあるし、何よりお姉ちゃんだから。



男達は私に軽く頭を下げると、すぐにいなくなった。

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紗菜 - 続き、待ってます。 (2022年12月13日 23時) (レス) id: c2a2213ca9 (このIDを非表示/違反報告)
ワス - 応援してます(˘ω˘ ) (2022年2月7日 9時) (レス) @page47 id: f51baff03e (このIDを非表示/違反報告)
がー(プロフ) - もう大好きです!絶対続編読みたいです!もうやばいで大好きいいいいいいい!!! (2019年9月26日 0時) (レス) id: 8eb0f6b23c (このIDを非表示/違反報告)
センカ(プロフ) - 心さん» コメントありがとうございます!おもしろいと言っていただけて本当に嬉しいです!とてもやる気が湧いてきました! (2019年6月14日 19時) (レス) id: f204811481 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 初コメ失礼します。とても面白いです。更新頑張ってください! (2019年6月13日 7時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:センカ | 作成日時:2018年10月21日 18時

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