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16話 ページ18

ナルトは心配だが……イルカ先生もいるし、どうにかなるだろう。



「サスケ、帰ろうか。」
「いいのか?」
「うん。大丈夫みたい」



そう言って、サスケの手を握る。いつもは振り払うサスケだが、今日ばかりは振り払うことなく繋いだままだった。



「サスケは額当てが似合いそうだね。
私は似合わなくて……だから、いつも任務の時は腰に縛り付けて、額にはつけないの」
「Aの小さい額じゃ面積が足りないだろうな」
「っもう!サスケったら!」



なんて、他愛ない会話をしながら歩く。
すると、そこにある女の子がやってきた。


「あ、あの……サスケくんっ!」


ピンクの綺麗な髪に、特徴的な額(私とは大違い)を持った、可愛らしい女の子。

彼女は春野サクラちゃん、NARUTOのヒロインだ。



前世から知っていたけど、会うのは初めて。NARUTOファンとしてはとても心が踊った。


「……なんだ」
「こら、サスケ。女の子には優しくしなさいってば」


プライドが高いサスケは、サクラの姿を視界に入れると、すぐに手を振り払ってしまった。

あまりにも不機嫌そうに、サクラちゃんを睨みつけるサスケに軽く頭を小突く。
サスケは不満げに唇を尖らせたが、睨むのをやめた。


「ごめんね、うちのサスケが。えっと……」
「あっ、サクラです!春野サクラ!
……あの、あなたはサスケくんのお姉さんですか?」


サクラちゃんは目を爛々と輝かせ聞いてきた。
血の繋がりのある姉弟ではないけど、姉であることには変わりないよね。


「そうよ。名前はA。よろしくね」
「はっはい!よろしくお願いします!
(サスケくんのお姉さん、ちょー美人じゃない!将来私もお姉さんって呼ぶかもしれないのよね!きゃー!)」


サクラちゃんが内心大はしゃぎしていることなんて気付かず、私は可愛いなあと呑気にニコニコするだけだった。


すると痺れを切らしたサスケが「帰るぞ」と言うので、私はサクラちゃんに軽く手を振ってアカデミーを後にした。

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紗菜 - 続き、待ってます。 (2022年12月13日 23時) (レス) id: c2a2213ca9 (このIDを非表示/違反報告)
ワス - 応援してます(˘ω˘ ) (2022年2月7日 9時) (レス) @page47 id: f51baff03e (このIDを非表示/違反報告)
がー(プロフ) - もう大好きです!絶対続編読みたいです!もうやばいで大好きいいいいいいい!!! (2019年9月26日 0時) (レス) id: 8eb0f6b23c (このIDを非表示/違反報告)
センカ(プロフ) - 心さん» コメントありがとうございます!おもしろいと言っていただけて本当に嬉しいです!とてもやる気が湧いてきました! (2019年6月14日 19時) (レス) id: f204811481 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 初コメ失礼します。とても面白いです。更新頑張ってください! (2019年6月13日 7時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:センカ | 作成日時:2018年10月21日 18時

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