【歌い手×まどマギ】嘘。【まふまふ】

嘘21。 ページ22

まふくんに貰った指輪を左手に早速はめてみる。

「そういえばAはここに来る前からその指輪つけてるよね」

と言って、まふくんは右手のソウルジェムを指差す。

「こ、これはすごく思い入れがあるから外したくないんだ。でも、まふくんから貰った指輪の方が大事！」

「えへへ。ありがとう！」

と、少し照れて赤くなるまふくんの顔。

「ね、A。こっち向いて？」

素直に向けると唇に少し温かい感触が。

「A、今日は一緒に寝よ……」

それが何を意味するかくらいはわかっている。

「……うん！」

ーーーーーーーーーー

次の朝、腰がとても痛かった。

ソウルジェムを使って痛みをとって、服を羽織った。

横では幸せそうにまふくんが寝ている。

起こさないようにベッドから出て、時間を見ると
7時。

台所に出て朝食を作ると、時刻は7時半になった。

「まふくん〜朝ごはん出来たよ〜」

「んぅ…起きれない……」

可愛い。“んぅ“て。可愛いわ。

「おはよーのちゅーしてくれたら起きるぅ」

仕方がないのでまふくんの頰にキスをする。

「まふまふ、起きました！！！」

シュバッという効果音があるように起き上がった。

「Aー！！！おはよう！って僕裸じゃん。」

「おはよう。裸のまふくん」

なんて、ふざけながら朝食を取った。

あ、もちろん服は着たよ？

「A〜今日仕事行かなきゃ〜帰りは午後になるよ〜後でいってらっしゃいのぎゅーして〜！」

ものすごいデレてくる。嬉しい！

「はーい！あ、じゃあまふくんが帰ってきた時にはまた散歩行ってるかも！」

この発言があまりよくなかったみたいで。

「……恋人になっても散歩の理由は教えてくれないんだ。」

ごめん。それだけは言えないんだ。

「ごめん。」

「理由があることは否定しないんだ？」

うぅ……やってしまった。

「……暗い話はやめにしよう！A、行ってきますのぎゅー！」

「うん！いってらっしゃい！」

強めに抱きしめた。

まふくんが何処かへ行ってしまう気がしたから。

ーーーーーーーーーー
まふくんが出かけてからしばらく。

洗い物も掃除も洗濯も終えて、休憩もして、そろそろ魔女退治に行かなくては。

時計を見ると4時。そろそろまふくんも帰ってくるかな？

外に出て、魔女の反応を探した。

嘘22。→←嘘20。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す