仲違い ページ35
(貴方)side
貴『…えっと、久しぶり鉄虎くん』
鉄「俺すっごい心配したっす。Aくんに聞きたいこととか話したいこといっぱいあるっす」
日「時間がかかる感じかな?僕たちは先に外で待ってるからたくさん話すといいね」
日和さんは僕たちの話が長引くのを見越して気を遣ってくれた。
僕は立ち話もあれだしどこか座ろうと思って探そうとしたけど、鉄虎くんがそのままでいいと言ったのでその場で話すことにした。
鉄「まずはAくんが元気そうで何よりっす。でも…」
鉄虎くんは安心したようなが顔で言った。でもだんだんと怒ったような表情に変わっていった。
鉄「なんで俺たちに何も連絡してくれなかったんすか。みんなAくんのこと心配してたんすよ!」
貴『…ごめん』
鉄「Aくんが目の前で傷ついてるのに何もできなかった俺らに嫌気がさしたんすか?」
貴『…ちがう』
鉄「それに今だって俺たちはAくんが帰ってくるの待ってたのに、Aくんは違う学校の制服を着て違う学校に通ってて、何も知らない俺たちがバカみたいっす」
鉄虎くんは怒りながらでも悲しそうに言った。
違う、そんな顔させたいわけじゃない
ただ僕が弱かっただけで
みんなに迷惑かけたくなくて
ただそれだけだったのに…
鉄「友達だと思ってたのは俺らだけだったんすか…?」
それを聞いた瞬間時間が止まったような気がした。鉄虎くんからそんな言葉が出るなんて思いもしなかった。はやく弁解しないと。
貴『ちがう!ちがうから!僕の話聞いてよ!!」
鉄「ごめんなさいっす。頭に血が上ってAくんを傷つけちゃいそうだから、頭冷やしてくるっす」
貴『待って!』
鉄虎くんは僕の制止を聞かず走ってどこかへ行ってしまった。
絶対に嫌われた…
初めてできた友達にあんなこと言わせるなんて僕は本当に最低野郎だ。
貴『グスッ、うぅっ、ぼくっほんとに何やってんだろう…』
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そぬん - Edenのことをもっと好きになりました!!Eden推しに…。とっても面白かったです!ありがとうございました!!! (2020年7月23日 21時) (レス) id: 5ad600b11d (このIDを非表示/違反報告)
kurocona(プロフ) - コメント失礼します!メンバー加入ものとかそんなに見ないんですけど、感動して号泣しちゃいました( ; ; )素敵な作品ありがとうございます!!! (2020年4月24日 21時) (レス) id: d819764af0 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ(プロフ) - 今のところ次のお話は考えてないです。何か思いついたら書こうと思います。 (2020年4月4日 12時) (レス) id: baf5bfa04d (このIDを非表示/違反報告)
幸ぴろ - 次のとか決まってないんですか? 宣伝してくれたら見ますけど? (2020年4月3日 23時) (レス) id: ba2c8d8630 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ(プロフ) - ご指摘ありがとうございます。修正しました! (2020年3月28日 20時) (レス) id: baf5bfa04d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わたあめ | 作成日時:2020年3月6日 21時