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29話 ページ30

規則正しく寝息をたてているAに口づけを落とし、そっと抱きしめた。

無惨さんsaid終わり









鳴女said

A『……どうすればいいと思います?』

鳴女「……相手は無惨様ですからね……なかなか難しいかと」

現在、A様と一緒にお茶をしながら無残様の説得会議を開いている。

ちなみに、A様からのお土産のお饅頭も一緒だ。

鳴女「……A様から言うしかないのは確かですが」

A『言ってるんですよ……でも、いっつも笑っていじられて終わりなんですよ!』

A『ちょっとくらい、納得してくれてもいいのに…!頑固ですよね、ほんとに』

そう言って、ブッスーと膨れているA様。

鳴女「まぁ……鬼ですから」

A『……手強いですね……鳴女さんもですけど!』

鳴女「クスクス)そうでもありませんよ」

A『嘘だー』

鳴女「フフッ)そのうち、分かりますって」

A『そうですかねぇ』

腑に落ちないと言う顔をしながら、お茶を飲んでいるA様。

実は………本人が知らないだけで、実際の所説得は成功しているのだ。

鬼狩りとの総力戦の備えとして、目立つ動き(人を食うなど)をしないようにと鬼…特に上弦に無惨様からつたえられている。

それも、もちろんあるのだろうが……半分くらいはA様の説得の成果だろう。

実際、上弦含め鬼はもちろん、無惨様自身も人間を殺したりすることはなくなった。

無惨様に至っては、A様から言われてからすでに人を殺したりしていない。

なのに、A様にはまだ人を食べているかのような態度を取るのは……

おそらく、ツンデレと言うやつだ。

A様とこの内容で軽口を叩きあうのが楽しいのだろう。

A様もなかなか見せない、ふてくされたような顔を見せるときもあるわけだし。

この話題になると、無惨様は楽しそうにA様にちょっかいを出している。

鳴女「(………素直じゃないですからね……)」

無惨様の気持ちも分からなくはない。

こうして、ふてくされているA様は可愛らしいのだ。

本人は、本気で悩んでいるのだろうけれど。

鳴女「愛されてますね、無惨様に」

A『……なぜいきなり』

鳴女「クスクス)顔が赤いですよ」

A『……無惨さんも鳴女さんも意地悪ですよねー』

鳴女「クスクス)無惨さんの気持ちもわかります」

A『分からなくていいんですよ』

鳴女「フフッ)そのうち、分かりますよ。全て」

A『さっきからそればかりですよ』

鳴女「ほんとのことですから」

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ちびリス - こゆんちゃんさん» 無惨様って…敬語何ですか…? はずかしながら、初めて知りました。すみません!!…このまま、敬語抜きで行くと思います。わざわざ言ってくださったのに、すみません!! (2020年8月14日 15時) (レス) id: 676aa3962f (このIDを非表示/違反報告)
こゆんちゃん - 無惨様が敬語をはずすとお館様感が……、、でも、話はとっても面白いです! (2020年8月12日 12時) (レス) id: dfa1a83f80 (このIDを非表示/違反報告)
ちびリス - コノハさん» こちらこそ、コメントしてくれてありがとうございました! 展開に悩んだりしますが…いい感じに終われるよう、頑張っていきます! (2020年8月11日 12時) (レス) id: 5f26e80ee4 (このIDを非表示/違反報告)
コノハ - 一緒にいられるなら嬉しいです。返事をかいてくれて有難うございました (2020年8月9日 20時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
ちびリス(プロフ) - コノハさん» 納得できなかったら、どんどん言ってください!!! (2020年8月6日 17時) (レス) id: eb5ae9646b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちびリス | 作成日時:2020年7月22日 0時

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