10話 ページ11
え?
ちょっと待って……
私は……そんなに……お父さんから見てみ分かるほど……浮かれてたということなのか………?
確かに、正さんと会うのは楽しいけれど…………
家の中でも分かるほど、私…………楽しそうだった??
一気に、羞恥心が襲ってくる。
ポカンとした顔でこちらを見てくる正さん。
無「……ほ……ほんとですか?」
父「家を出るときなんか、特に楽しそうで……」
A『ちょっ……』
無「そうですか」
そう言って、どこか嬉しそうな顔をする正さん。
こっちは、恥ずかしくて……穴があったら入りたい。
ほんとに。
父「正さん、こんな娘ですが…よろしくお願い致します」
無「こちらこそ、よろしくお願い致します」
父「いつになったら、結婚できるのかと心配したが………良かった。安心したよ」
父「正さん、今日は泊まんなさい」
無「!いいんですか…?」
父「当たり前だ。あなたは…わたしの息子になるのだから」
無「…ありがとうございます」
父「じゃあ、今日は私が夕飯を作ろう。買ってきた材料は?」
A『…玄関です…』
父「わかった。…ごゆっくり」
そう言って、嬉しそうにさっさと部屋を出る父親。
父「あっ!風呂湧いてるが……2人で入るか?」
そう言って、ニヤニヤしながら戻ってくる。
A『なっ…!別々ですよ!!!』
父「はいはい」
父「バタン)」
無「良い方ですね」
A『そうですか?』
無「ええ」
そう言って、嬉しそうな顔をする正さん。
A『あの……』
無「?はい」
A『……夫婦なので……敬語じゃなくていいですよ?』
無「!…それもそうですね(クスクス」
なんだか……楽しそうだ。
無「A」
A『!は、はい!』
無「呼んでみただけ」
A『何なんですか』
無「…A、と呼ぶとどんな感じなんだろうと思って…」
A『どうでした?』
無「…悪くない、です」
A『…素直に言えないんですか』
無「素直だよ、珍しいくらいに」
A『クスクス)そうですか』
すると……いきなり、正さんに抱きしめられた。
A『!?た…正さん!?』
無「フフッ)夫婦だから…これくらいはするでしょう?」
A『そ…そうかもしれませんが……あまりなれてないもので』
無「クスクス)じゃあ、なれて」
A『鬼畜です』
無「なれてくれないと、困るもの」
A『……正さんは、なれてますね』
無「?おや、嫉妬かい?」
A『……いえ。なれてるなと、思っただけです』
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ちびリス - こゆんちゃんさん» 無惨様って…敬語何ですか…? はずかしながら、初めて知りました。すみません!!…このまま、敬語抜きで行くと思います。わざわざ言ってくださったのに、すみません!! (2020年8月14日 15時) (レス) id: 676aa3962f (このIDを非表示/違反報告)
こゆんちゃん - 無惨様が敬語をはずすとお館様感が……、、でも、話はとっても面白いです! (2020年8月12日 12時) (レス) id: dfa1a83f80 (このIDを非表示/違反報告)
ちびリス - コノハさん» こちらこそ、コメントしてくれてありがとうございました! 展開に悩んだりしますが…いい感じに終われるよう、頑張っていきます! (2020年8月11日 12時) (レス) id: 5f26e80ee4 (このIDを非表示/違反報告)
コノハ - 一緒にいられるなら嬉しいです。返事をかいてくれて有難うございました (2020年8月9日 20時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
ちびリス(プロフ) - コノハさん» 納得できなかったら、どんどん言ってください!!! (2020年8月6日 17時) (レス) id: eb5ae9646b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちびリス | 作成日時:2020年7月22日 0時