四十七つ葉 ページ50
話が纏まったという雰囲気を察したのか立香は諸葛孔明にも声を掛けた。
「えっと、孔明でいいのかな？」
「いや、可能ならロード・エルメロイ二世と呼んで欲しい」
「じゃあロード？」
「それでも構わない」
渾名の件は解決した。
ちなみにアレキサンダーはアレキサンダーのままである。
じゃあ僕は、と戻るロマニを見送った立香達は少しばかり親交を深めていた。
セプテムでは敵であったアレキサンダーと諸葛孔明だが、今は味方。
戦力的に徐々に徐々に増えていくのはカルデアにとっては非常に良いことである。
アサシンとバーサーカークラスが少ないのが少々痛手だが、それは出会っていった、もしくは出会っていく英霊達が立香の声に応えてもらえる可能性が高いのだから追々解決していくだろう。
「そうですマスター」
「？ どうかしたA」
名案が閃いた、とばかりにAは笑う。
「伏龍殿に戦法や歴史などのお勉強をお願いされてはどうでしょうか」
今までは基本的に職員が無理やり時間を作って立香に様々なことを教えていた。
唯でさえ人数も少なく何人もの職員が徹夜を続けてどうにか立香達に安全にレイシフトしてもらおうと働き詰めている現状に、立香の魔術師としての指導や歴史の説明をしているのは職員にかなりの負担がいっているのはサーヴァント達も理解している。
ゆえにレイシフト以外で出来ることは可能な限り各々自主的に申し出ていた。
エミヤは料理が得意なため現界当初から厨房を担っていた。
他のサーヴァント達も重い機材の移動や簡単な書類整理等、どうしても時間が空かない場合はアルトリアやジャンヌが立香に対して教鞭を振っていたのだ。
そこで現れたのが諸葛孔明である。
三国志の中で稀代の軍師であるうえ、偶然にも諸葛孔明の依代となったのが時計塔で生徒達に教鞭を振るっているロード・エルメロイ二世なのだからこれほどまで適材な人物はいないだろう。
「お願いしてもいいかなロード」
「……了解した。こちらも此処で世話になる身だ。出来る限りのことはお教えしよう」
「じゃあ僕も、マスターと一緒に先生の授業聞かせてもらおうかな」
快諾してもらい、静かにそのやり取りを見守っていたアルトリアとジャンヌも安堵の息を吐きつつも少し寂しさを感じてしまうのは仕方がないだろう。
だが立香の成長のため、二人は黙って見守るのである。
――――
お話が一杯になりましたので続編に移行いたします。
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翔べないペンギン(プロフ) - ねこみや梓さん» 御指摘ありがとうございます。仰る通り陣地作成ですね、大変失礼いたしました。急ぎ訂正いたします。 (2019年10月18日 17時) (
レス) id: f556686a0b (このIDを非表示/違反報告)
ねこみや梓(プロフ) - 設定のクラススキルのところ、陣地製作じゃなくて陣地作成じゃないですか？ (2019年10月18日 17時) (レス) id: a8080232a4 (このIDを非表示/違反報告)
翔べないペンギン(プロフ) - 山田さん» ご指摘ありがとうございます。確かに、おっしゃる通り一部以上の引用をしてしまっておりましたl。御不快にさせてしまい申し訳ありません。一度話全てを非公開にして話を練り直しいたします。 (2019年8月31日 14時) (レス) id: fa8482574b (このIDを非表示/違反報告)
山田 - FGOの二次創作ガイドラインに目を通していますか？一部引用を超えたシナリオの使用は禁止されています。 (2019年8月31日 13時) (レス) id: 2bb97616f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翔べないペンギン | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Information/
作成日時：2019年7月28日 19時
