十九つ葉 ページ20
うっと、胸を押さえた立香にキャスターは慌てたように、更に言えばマシュも慌てて立香に駆け寄ってきた。
「ま、マスター？ どうなされたのですか？」
「先輩！ どこか痛むのですか!?」
「いや、あまりにも二人が尊い過ぎて」
『？』
謎の発言にキャスターもマシュも瞬いてしまう。
だが察したのか、男性陣サーヴァントは二人に気にするなと伝えて事を収めた。
しかし心配なようで、マシュは何か異変があればと立香に再度言っていたので立香は今度は天を仰いだ。
俺の後輩はあまりにも尊い。
二人のやり取りを傍で見ながらキャスターは渡された結晶を今度こそ使用した。
全身に浸透する魔力。
強くなったとキャスターは確信した。
「お？ キャスターの彼女はどうやら結晶との相性がよかったみたいだね」
モニターを見ていたダ・ヴィンチがそう言う。
数値を見れば三十という文字が。
「立香くん、立香くーん」
「！ ごめんダ・ヴィンチちゃん」
「まぁわからなくもないけど。それよりこのピースを集めたら彼女を更に強くできるから余裕があれば集めてね〜」
立香がモニターに映る画像を見て、頷いた。
なるほど、更に強くなることができるのか。
ということは他の皆も強くすることが可能だということだろう。
特に我等が後輩であるマシュは手塩を掛けて育てたい。
「やる気があることはいいことだよ。じゃあ次はスキルを」
ダ・ヴィンチの言葉が聞こえていないのかマシュに詰め寄った立香は、俺が君を育てるからねっと少し違う観点から物を申していた。
「？ はい、よくわかりませんが先輩の期待に応えられるように精一杯頑張ります」
あぁ、俺の後輩尊い。
再度天を仰いだ立香に背後からダ・ヴィンチが呼ぶが聞こえていなかった。
「まぁいいか。立香くんにはまた私から改めて伝えるとして、とりあえず君達には話しておくよ」
と言って四騎に向き直るダ・ヴィンチは語る。
曰く保有しているスキルは全員等しく最低値、レベリング同様魔力を込められた専用の結晶等の魔術アイテムを使えば強くなる、ということだ。
今は槍と剣の魔石というものがあるのでランサーとセイバーのスキルを上げてもらおうとしたのだが当人である立香は今マシュを育てることに夢中のため次回となるだろう。
時間がないのはわかっている、だが休める時には休むべき。
それをわかっているのかダ・ヴィンチもサーヴァント達も特に何を言うことなく立香とマシュのやり取りを温かく見守った。
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翔べないペンギン(プロフ) - ねこみや梓さん» 御指摘ありがとうございます。仰る通り陣地作成ですね、大変失礼いたしました。急ぎ訂正いたします。 (2019年10月18日 17時) (
レス) id: f556686a0b (このIDを非表示/違反報告)
ねこみや梓(プロフ) - 設定のクラススキルのところ、陣地製作じゃなくて陣地作成じゃないですか？ (2019年10月18日 17時) (レス) id: a8080232a4 (このIDを非表示/違反報告)
翔べないペンギン(プロフ) - 山田さん» ご指摘ありがとうございます。確かに、おっしゃる通り一部以上の引用をしてしまっておりましたl。御不快にさせてしまい申し訳ありません。一度話全てを非公開にして話を練り直しいたします。 (2019年8月31日 14時) (レス) id: fa8482574b (このIDを非表示/違反報告)
山田 - FGOの二次創作ガイドラインに目を通していますか？一部引用を超えたシナリオの使用は禁止されています。 (2019年8月31日 13時) (レス) id: 2bb97616f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翔べないペンギン | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Information/
作成日時：2019年7月28日 19時
