十四つ葉 ページ15
現れたのは影で全身を覆われた人型、いやサーヴァントだった。
「マスター、あれは？」
見えない剣を確りと構え、視線を外すことなく立香へと問う。
「あれは、シャドウサーヴァント？」
「シャドウサーヴァント？」
驚いたようにシャドウサーヴァントを見る立香。
確かに修復前の特異点Ｆで見たライダーのシャドウサーヴァントだった。
同様にマシュも驚いたような表情をしているが直ぐに立香の前に立ち、盾を構えて敵を見据えていた。
《なるほど、どうやら聖杯は空間を固定しただけではなくサーヴァントも固定してしまったらしいね》
「どういう、こと？」
《まあ幽霊だと思ってくれていいよ。ひとまずあのシャドウサーヴァントを倒したら一度戻ってきてくれて構わない》
ロマニからの指示により、ライダーのシャドウサーヴァントを倒せばいいということになった。
聞いていたのか既にライダーのシャドウサーヴァントに突っ込んでいっているランサーがいて、慌てて立香も残りの四騎に声を掛けた。
「マシュは防御を。セイバーはランサーと一緒に接近戦で戦って。アーチャーとキャスターはセイバーとランサーのサポートを」
ランサーに続くように剣を振るうセイバー。
後方からはアーチャーの投影魔術によって作り出された矢と、キャスターの氷と炎の塊がライダーのシャドウサーヴァントを襲う。
鎖を使ってそれぞれの攻撃を避けていくライダーのシャドウサーヴァントだがやはり数ではこちらの方が優勢。
徐々に押されていき、セイバーの一撃によってその身体は徐々に光の粒子となって消えていく。
だがその影は、悔しそうに立香を見ていて。
「マスターを恨むのは見当違いですよ、ライダー」
まるで立香を見せないように消え行くライダーのシャドウサーヴァントの前に立ったキャスターは、杖をトンと軽く地面を叩く。
穏やかな風がライダーを包んで、それからゆっくりと光の粒子となってライダーのシャドウサーヴァントはまた、消滅した。
《戦闘お疲れ様立香くん。かなりの材料が入ったから一度戻ってきてくれて構わないよ。戻ったら私のところまできてくれたまえ》
《レイシフトの準備はいつでも出来ているよ》
立香の隣に画面が現れ、ダ・ヴィンチとロマニが映っていた。
頷いた立香は、少し遠くにいるサーヴァント達に声を掛けて戻る旨を伝えていた。
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翔べないペンギン(プロフ) - ねこみや梓さん» 御指摘ありがとうございます。仰る通り陣地作成ですね、大変失礼いたしました。急ぎ訂正いたします。 (2019年10月18日 17時) (
レス) id: f556686a0b (このIDを非表示/違反報告)
ねこみや梓(プロフ) - 設定のクラススキルのところ、陣地製作じゃなくて陣地作成じゃないですか？ (2019年10月18日 17時) (レス) id: a8080232a4 (このIDを非表示/違反報告)
翔べないペンギン(プロフ) - 山田さん» ご指摘ありがとうございます。確かに、おっしゃる通り一部以上の引用をしてしまっておりましたl。御不快にさせてしまい申し訳ありません。一度話全てを非公開にして話を練り直しいたします。 (2019年8月31日 14時) (レス) id: fa8482574b (このIDを非表示/違反報告)
山田 - FGOの二次創作ガイドラインに目を通していますか？一部引用を超えたシナリオの使用は禁止されています。 (2019年8月31日 13時) (レス) id: 2bb97616f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翔べないペンギン | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Information/
作成日時：2019年7月28日 19時
