変なやつ ページ5
外周は終わり、講義中
「……で、あるからして、警察は、現場周辺の目撃情報を集めることになる。
ここで注意したいこと……誰かわかる奴いるか？」
(証言の裏取りだろ？)
クルクルとペンを回しながら、退屈そうに欠伸をする。
「はい」
手を挙げたのは、降谷零。
テキストでも見ながら喋るように、ツラツラと回答を口にしていく。
「へぇ……」
さすがは首席、この程度は朝飯前か。
「まぁ、
それをちゃんと実践できてるかどうかはマユツバもんだけどな……」
(こいつまた……)
何が気に入らないのか、松田は頬杖を着いたまま、
また小馬鹿にしたように口を挟んだ。
「おい松田!?きさま警察官をなんだと思ってる!?」
なんでこの男は、いちいち面倒事にしなければ気が済まないんだろう。
別に真面目じゃなくてもいい、実際寝掛けてるやつだってすぐ後ろにいる。
(わざわざ口挟まないと気が済まないのか？)
「そりゃーもちろん……
誇りと使命感を持って、国家と国民に奉仕し、
人権を尊重して、公正かつ親切に職務を執行し、
規律を厳然に保持して、相互の連帯を強め、
人格を磨き能力を高めて自己の充実に努め……
精錬にして堅実な生活態度を保持する………
それが警察官……でしたよね？｣
「………」
唖然とした。
「わ、分かっていればよろしい！
では今日の講義はここまで！
各自しっかりと復習しておくように……」
教官の話もそこそこに欠伸をする松田に、驚きが隠せなかった。
初日から騒ぎは起こすし、ガラは悪いし。
破天荒というか傍若無人というか
………変なやつだ。
「食堂行こーぜ」
「お腹すいたね〜！」
「っと……」
周りの声でハッと思い出したかのように、席を立ちその足を食堂へと向けた。
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しゃ〜け(プロフ) - 早桃さん» 早桃さん、コメントありがとうございます〜！！！面白行っていただけてもうめちゃくちゃ嬉しいです！！頑張って更新していくので、今後も是非よろしくお願いします〜！！ (2022年12月27日 1時) (
レス) id: 8454d3df8d (このIDを非表示/違反報告)
早桃 - すっごい好きな作品です！面白い！これからも無理せずに更新頑張って下さいね！応援してますぅぅぅ！ (2022年12月26日 12時) (レス) @page37 id: f9af42ef58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃ〜け | 作成日時：2022年12月19日 2時
