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待ち合わせ ページ23

「いやぁ〜、やっぱりAちゃんが1番惜しかったよ!」

「くそ……悔しすぎる……」

午後の講義も全て終わり、今は変わらず松田、萩原、ヒロ、そしてゼロの4人と寮へと向かっていた。

班長も誘ったのだが、どうやら教官に呼ばれていたらしく、あいにくとふられてしまった。




結局、あの試合は班長が勝った。

『ぅぐッ……!』

『残念だったな、新宮!』

敗因はリーチの長さだ。

振り抜いた竹刀はギリギリ届かず、変わりとばかりに、届いた班長の一撃で、かなりキツイのを胴に叩き込まれてしまった。

「あそこでもう一歩踏み込んでたら……!」

あと少しで届いたのに……と眉間に皺を寄せて唸るAにヒロは「どんまいだよ、新宮さん」と苦笑している。

「なんでこいつが、班長相手にあんないい勝負できてたのかが、マジでわからねー」

頭の後ろで手を組み、松田はそうぼやく。

「なんだ?やるか?」

「おーおー、血気盛んなこって
お前がその気なら、俺はいつでも歓迎するが?」

「やめろ松田、
新宮とやるって言うなら、先に僕との決着をつけようか?」

挑発するかのような松田とその視線にジト目で返していたAとの間に、ゼロが割って入る。

両者の目にバチバチと火花が散った。


「ふん、俺は別にそれでも構わな…いでででで!!」

「はいはい、陣平ちゃんもそこまで!」

ナイスだ萩原。

「新宮さんも、あんな見え見えの挑発に乗ったらダメだよ。バカだと思われるよ?」

「うっ……案外グサッときたな……」

ヒロにもなだめられ、ようやくその場は1度終わる。

その後は、講義の内容や課題についてを話していたら、
あっという間に寮へとたどり着いていた。

「よし、じゃあ一旦解散して……そうだな、19時になったらもう1回集まろう!」

「場所は玄関でいいのか?」

「談話室でいいんじゃないか?みんなの部屋も近いだろうし……」

ヒロの提案に、3人は頷く。
今の時間は17時半、すぐ戻って準備をすれば、充分間に合う時間だ。


「じゃあ19時にまた談話室で」

「Aちゃん、待ってるからね〜」

「新宮!景の旦那!遅れんなよ!!」


2人の声に軽く片手を挙げて返し、部屋へと急いだ。

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しゃ〜け(プロフ) - 早桃さん» 早桃さん、コメントありがとうございます〜!!!面白行っていただけてもうめちゃくちゃ嬉しいです!!頑張って更新していくので、今後も是非よろしくお願いします〜!! (2022年12月27日 1時) (レス) id: 8454d3df8d (このIDを非表示/違反報告)
早桃 - すっごい好きな作品です!面白い!これからも無理せずに更新頑張って下さいね!応援してますぅぅぅ! (2022年12月26日 12時) (レス) @page37 id: f9af42ef58 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しゃ〜け | 作成日時:2022年12月19日 2時

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