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私は、その大谷翔平くんを窓からじっと見た。もうすごい野球小僧って感じで。でも、どこか笑顔が可愛くて。初恋以来にその感情を持った。
「 ねー、あの子可愛いでしょ 」
ももが、私好きになっちゃったかも、と笑顔で笑う。私はなぜかその笑顔に恐怖を覚えた。なぜなら、ももに奪われるんじゃないかって。
「 好きなの? 」
と、つい私は聞いた。そうしたら、ももからは、別に好きじゃないけど、可愛いよね〜って話だと言われた。なら少し安心した。
「 もも、ごめん 。 」
「 ? 」
「 なになにどーしたの、泣いてるじゃん!? 」
私は、つい泣いてしまった。
ももに奪われるんじゃないかって、それだけで泣いてしまって
「 私、あの子 の こと好きかも 」
そういうと、ももはなぜかパチパチ、と手を叩いた。
「 いーじゃん!じゃ私が2人くっつけるねっ! 」
るんるんと鼻歌を歌って笑顔で私にそういった。私は、不安だった。もものことじゃない、私のことで。ももにも相談できないこと、だからこのことは日記に記した。
日記
○月○日
私は好きな人ができた。
だけど、初恋の時は振られたから、振られるのが怖い。
そう書いた。
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無名(プロフ) - おり、ふ、らを外して下さい。 (2023年3月30日 23時) (レス) id: 750269b531 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2023年3月28日 8時