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放課後、たぶん来ないであろう彼を待っていた
横に座る廉が邪魔そうに人差し指で前髪をかきわけた
紫耀はかきあげたりするけど、
廉は前髪崩さないなあ。
って廉に紫耀を重ねてしまう。
『んー、廉って長いよね』
廉 ｢脚やろ？そんな羨ましがるなって｣
『いや、髪ね』
廉 ｢A、目の付け所がちゃうで｣
2日目にして慣れたふたり
廉との他愛ない会話が教室に響く
海人 ｢おっまた〜〜｣
廊下から聞こえた声は海ちゃんだけのもので
期待が外れ少し肩を落とした
海ちゃんが待つ方へ、廉と足を進める
そこに扉の影で見えなかった紫耀がいた
今日初めてまともに見た彼は何も変わらない。
私を見ないところ以外は。
校門を出ても前で廉と楽しそうに話す彼の目に私は映りそうもない
海人 ｢ねえ、なんで喧嘩してんの？｣
『え？』
海人 ｢わかりやすすぎ！ふたりして気まずい顔しちゃってさ｣
ぶーぶー言う彼はどうやら1日中気になっていたよう
海人 ｢何があったかは知らないけど、まあ、俺に任してよ｣
と、私の肩に右手を置き左手の親指を立てた
海ちゃんは一体何をする気なんだろう。
私の脳内にドヤ顔を残して前へと駆けて行く
海人 ｢れーーんーーー！勉強教えて！｣
な、なんてベタな……
廉 ｢はあ？なんや急に｣
海人 ｢とりあえず、俺んちいこ｣
あんまり乗り気じゃない廉を強引に
海ちゃん家の方へ連れて行った
お気の毒に…。
なんて他人の心配をしてる場合じゃなかった
ポツンと取り残された私と紫耀
どうしよう、
なんて話しかけよう、
と焦りつつ考えていると
ギュルルルルル
お腹の虫が鳴いた。
しかも2匹。
これには紫耀と顔を見合わせて笑った
双子はお腹が空くのも一緒なのかな。
紫耀 ｢腹ぺこかよ｣
『紫耀こそ、早弁なんかするから』
自然と話せたことに、
紫耀の笑顔が私に向けられたことに、ホッとした
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探偵 コーヒー珈琲（珈琲百円）(プロフ) - 面白かったです！ドキドキしたぁ… (2021年8月28日 22時) (
レス) id: e596bd09f4 (このIDを非表示/違反報告)
noai(プロフ) - ななみさん» コメントありがとうございます！切ないですよね、私も書くのためらいました。続編もよろしくお願いします(_ _) (2020年5月31日 21時) (レス) id: 2a936b6251 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - (>_<)兄妹だけど…でも好き同士なのに。紫耀君、離れていかないで… (2020年5月30日 13時) (レス) id: 6b92244ddf (このIDを非表示/違反報告)
noai(プロフ) - FMYさん» コメントありがとうございます！ぜひ良ければ続きもよろしくお願いします(^^) (2020年5月30日 11時) (レス) id: 2a936b6251 (このIDを非表示/違反報告)
FMY(プロフ) - えぇ…( TДT)なんか凄く嫌な予感がする（泣）離れちゃうの？続きが気になる〜 (2020年5月30日 7時) (レス) id: 30adcd1cae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：noai
| 作成日時：2019年3月3日 21時
