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「お仕事帰りですか？」
『そう！たまには実家帰んないとね〜』
「グク全然帰ってないですよね？」
『そうなんだよAちゃんからもたまには帰るように言っといて』
「わかりました笑」
ジンさんとの話が盛り上がってしまいどんどん過ぎる
時間も忘れたころぽん、と頭をたたかれた
『お使いに何時間かけてんだよ』
頭上の声に振り返ると声の正体は先生だった
「あ、先生...」
JN『あ、ごめんね？引き留めちゃって。じゃあ、またね』
「いえ、私こそすみません。はい、また」
ジンさんに会釈してコンビニから出ていくジンさんを見送る
『誰、あいつ』
「グクのお兄さんです」
『...で、買い物は？』
「あ、まだレジ行ってないです」
『早くしろ』
結局先生が支払いを済ませてくれて2人でコンビニを出た
「迎えに来てくれてありがとうございます」
『方向音痴だから道でも迷ったかと思って』
「馬鹿にしないでください」
相変わらず照れ隠しをする先生はきっと相当恥ずかしがり屋なんだと思う
先生の家に戻ると前とは違う状況に少し落ち着かない
『先風呂入ってこい』
「あ、はい」
前までは掃除でしか用のなかった浴室に足を踏み入れて
湯船につかるとほっとする
「(ジンさんにグクに返事くれるように言っとけばよかった...)」
「(グク風邪でもひいたのかな)」
「(前も風邪ひいたとき大変だったって言ってたもんな)」
ふとした瞬間についグクのことを考えてしまう
先生のTシャツとスウェットを着ると意外と大きくて
あんな華奢に見える先生も男の人なんだと実感する
ドライヤーを済ませて鏡に映る自分を見つめる
「...軽くお化粧するかするまいか...」
鏡の中にいるすっぴんの自分は高校時代の自分に戻ったようだ
「.....ん〜...先生私の顔なんて見てなさそうだししなくていっか」
居間に入ると先生は縁側で寝ていた
「先生、風邪ひきますよ」
『......ん』
「お風呂ありがとうございました」
『ん〜....』
「ん〜だけじゃわからないです笑」
猫のように伸びをする先生
その横顔はあのころのように魅入ってしまう
『...風呂入ってくる』
「行ってらっしゃい」
ようやく起きた先生はお風呂に向かい1人縁側に残った私は
少し引き戸を開けて春の夜風に当たる
優しく心地いい風は家の中に春を充満させるように
吹いてくる
先生がよくここで転寝をする理由が今分かった気がする
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白(プロフ) - ゆうれさん» 初めまして。もったいなすぎるお言葉ありがとうございます（ＴＴ） (2018年7月25日 16時) (
レス) id: 6fe35b1797 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうれ(プロフ) - 初めまして。読み始めたらストーリーの面白さに惹かれて止まらなくて一気読みしてしまいました。ユンギの大人な感じとグクの健気な感じがたまらなかったです。最新話では切なくて泣いてしまいました…本当にこの作品大好きです！これからも応援してます！ (2018年7月25日 13時) (レス) id: dc2e6d7efa (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - ぴーなつさん» 初めまして！嬉しいお言葉ありがとうございます〜..（ＴＴ）もう少しお付き合いお願いします。 (2018年7月25日 12時) (レス) id: 6fe35b1797 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - #ユンミユさん» ずっと読んでいただいてるのに申し訳ないです（；；） (2018年7月25日 12時) (レス) id: 6fe35b1797 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーなつ(プロフ) - 初めまして。読み始めた時はユンギさんにときめきまくりで、でもグクの健気な感じがいじらしくて、読みながら私もいろんな意味でドキドキしてしまいました笑 最新話のシーンのユンギさんの夢主ちゃんがすごく素敵で……綺麗なお話をありがとうございます！ 楽しみです (2018年7月25日 12時) (レス) id: 9ab381c422 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2018年7月12日 15時
