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今日もまた、昨日と同じなんだろうな。

外で鳥が鳴いてるのを聞いて僕は起きた。


向こうから誰かが走ってくる音がした。

だんだん近づいて来てる、

桃「ダイキっ、!!!」

幻聴やと思った、でも、格子越しに"ノゾム"の顔が見えた。

赤「へっ、、ノ、ゾム、、?」
桃「ダイキっ、助けに来た!」
赤「そんなのっ、危険だよ!! ここから逃げてっ、!」
桃「やっと見つけたのにそんなことできひんわ!」

"ノゾム"は鍵を見せて来た。
あの大人達、相手に"ノゾム"は僕のために戦ってくれたんだと思ったら、涙が止まらなくなった。

桃「1人にさせてごめんな?もう泣かんといて、」

そう言って"ノゾム"は僕を力強く抱きしめてくれた。

桃「ダイキ、ここから逃げよう」
赤「でもっ、!」
桃「大丈夫、、俺を信じて?」
赤「わかった、」

僕は"ノゾム"の手を取って、逃げた。


でも、シアワセは長くは続かなかった。

この後、僕は逃げ切れた。

"ノゾム"は俺を庇って刺し殺されてしまった。

僕は"ノゾム"の家に行き、謝った。

"僕が死ねばよかったのに、ノゾムを庇って、僕が死ねばよかったのに、ほんまにごめんなさい、"

そう謝ったとき、"ノゾム"のお母さんは僕を殴ることなく、そっと抱きしめてくれた。

『あなたが生きてくれてよかったってノゾムも思っているはずよ?ノゾムも、わたしも、あなたが生きててよかった、って心の底から思ってるから、そんなこと言わないで、泣きなさい。思う存分泣きなさい。』

ノゾムのお母さんに泣きなさいって言われた瞬間、涙が溢れ出て来て、止まらなくなって、、

ノゾムのお母さんなのに、僕は何者なのかわからない自分のお母さんに重ね合わせてた。







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作者名:しゅがまる | 作成日時:2019年4月17日 20時

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