綺麗な青 (ページ3)

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『やっぱ、、叶わへんのかなっ、、』

あいつに恋したのは入社して3年が経った頃だった。
あいつは俺の唯一の同期。周りの同期が異動やらなんやらで居なくなっていく中、俺とあいつだけはずっと本社に残っとった。

そんなある日。俺はあいつとサシで飲んでいた。
あいつは珍しく酔っ払っていた。

青「しげはええなあ、、あのプロジェクト成功したんやろお？？おれはなああ、失敗ばっかやわああ」

酔っ払って、涙を我慢するその姿に俺は惚れてしまった。

次の日会ったあいつはその時の記憶は全く、

青「迷惑かけたやんな！ごめんな～」

って謝ってきた。
そのあとあいつのやっていたプロジェクトは大成功して、あいつは中間部長に一目置かれるようになった。大きなプロジェクトはあいつ頼み。俺は小さなプロジェクトだけを任されるようになった。

そんな中、、あの人たちがやってきた。

緑「営業部に異動になりました！神山智子です！」
桃「私も営業部への異動になりました！小瀧望美です！」

智子ちゃんと小瀧さん。

俺がなぜ智子ちゃんは下呼びなのに小瀧さんは苗字呼びなのか。それはただ単に関わらないだけ。別に小瀧さんが嫌いとかそういうわけちゃう、、嫉妬はするが。智子ちゃんとは桐山先輩のこともあったから仲ええ。ただそれだけの話や。

まあ、その異動式？みたいなのを俺とあいつは後ろで見ていた、。そんな時あいつは、、

青「小瀧さん。惚れた」

悔しかった。あいつには俺のことなんてただの同期だけだったんだ。