嫉妬大作戦

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「 はあぁぁぁ 、」








藤「 でっかい溜息やなあ 」



「 … うっさい 」



ゆめ「 口だけは元に戻ってんねんけどね 」



望「 まー 、問題はシゲよな 」



「 ……… 」








こないだの大爆発から早一週間 。



あたしと大毅の関係はますます悪化し 。
今はお互いに口も聞かなければ目も合わさない 。



お陰様で巷では " 自然消滅目前 " の噂が囁かれ 、一部ではあたしとのんちゃんが付き合ってる説をまだ信じてる人までいるんだとか 。








神「 … で 、どうするん？ これから 」



「 … どうするって 、」







もう 、自然消滅で構わない 。

どうにでもなればいい 。




あたしがあんな風に一方的に爆発したから
怒るのもわかるけど 。

ここまできたら 、どっちかが謝って はい仲直り 、で済む話じゃない 。





とにかく 、もうすっきりしたかった 。





その意味では言いたいこと言えたし
これで自然消滅も仕方ないって思える自分がいる 。







ゆめ「 … そっか 」


神「 Aがそう思うならええと思うで 、俺は 」


藤「 … シゲもそんな感じやと思う 。
ただ 、機嫌は悪いけど 」


望「 それな！おっそろしいよね 」








… そんなに怒らせたのか 、あたし 。



いやでも大毅だって適当なことばっか言ってたし 。





ただ 、怒らせたまま口も聞かず卒業まで過ごすのかなと思うと ちょっと胸に刺さるものがある 。






… だって 、

好きな人に変わりはないわけで 。









「 ああああ 」



神「 あ 、Aが混乱し始めた 」









そのときだった 。









「 中野さん 」









あたしを呼ぶ 、どこかで聞いたことのある声 。








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「 ……… 委員長 、」









嫌われたと思っていた 、委員長だった 。









委「 … ちょっといい？
仕事頼みたいんだけど 。」



「 … はい！全然！」








よかった 。
嫌悪されてるわけじゃないっぽい …！


もはや 、断るわけがなくて 。





あたしは嬉しい気持ちを抑え込んで
委員長のもとへ向かった 。









藤「 今度は図書委員長か 」



望「 あーあー俺のはずやったんに！」



ゆめ「 あほ 。小瀧は黙っときなさい 」



神「 A 、次の春来るん早いわ … 」









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