FAIRYTAIL～とある双子～ (ページ11)

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道具ページ11

A「エースのリュックの中身?」

Aはホットミルクを両手にふーふーと息を吹きかけながら首を傾げた。
かくかくしかじかとナツ達は話し、「ああなるほど」と理解したようだ。

A「リュックの中身くらいは教えてあげてもいいんじゃない?」
エース「うーん…ま、しょうがないか。」

Aが言うとあっさりとリュックの中身を暴くことにしたエース。
さすが、シスコンである((

エース「これは空中チョーク。名前の通り、空中で字が書けるものだ」

そういうと、エースはすらすらと何かの数式を書きはじめた。
Aは「わあ、あれか!久しぶりだなぁ」とわくわくしているようだが、
数式だけではナツ達にはわからなかった…どうやらこの双子は相当頭がよいらしい。

数式を書き終え、ふうっとエースが息を吹きかけると、途端に
紙吹雪が舞いあがった!
ナツ達もおおおおっと歓声をあげ、紙吹雪に興奮していた。

エース「俺はたいてい魔法を使う時、この空中チョークを使うんだ。
　いちいちノートに書かなくてもいいし、動物を産めば俺の言うことも
　聞いてくれるんだ。」
ハッピー「動物!?」

多少長いからそんなには生まないけど、とつけたし、エースは空中に浮いている
数式をさっさと手であおって消してしまった。
すると、さっきまで元気よく舞っていた紙吹雪も消えてしまった。

エルザ「なるほど、そういう仕組みなのか…」
エース「あと知りたいのはあるのか?」
ナツ「うお、これなんだ?ちっちぇー紙にお前の写真があるぞ」

ナツが手のひらサイズのカードのようなものを取り出した。
小さいエースの写真も貼ってあった。それは私たちも見たことは一度はあるだろう

エース「教師の免許だ。」
ルーシィ「えっ、教師…?」