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nozomu▷▷





「望、なんか嬉しそうやなw」

『え?』




久々にこのバーでグラスを傾けていた照史がそう言う。




「A来るん?今日」

『…、は?!』




望声でかいでー、とか何とか聞こえた気がするけどそんなことはどうでもよくて…
な、なんで知ってるんや…



Aさんは照史にも言ったのだろうか。




…だとしたら少し、妬く。





『まぁ…うん、来るって』

「え、A来るん?」

「うん、来るらしいで」




店の奥から、酒のビンが入った段ボールを抱えた淳太も戻ってきた。




「照史のとこに連絡来たん?」

「ううん?予感w」





なんだ、照史の所には連絡来てへんねや。


…やっぱり少し、嬉しい。





「望のとこに連絡あったらしいで?」

「…へぇ」

「楽しみやな」

「せやな」





“ へぇ ” の時の淳太は、もう何も隠す気が無さそうだ。


あからさまに 不満 が含まれている。


それはもう、淳太がAさんのことが好きだって言っているようなもの。




…前から薄々気付いてはいたけれど。






『淳太』

「ん?」





段ボールを開ける手を止めて、俺の方に振り向く淳太はもういつものかっこいい淳太で

大人の色気で包まれている淳太で

照明も淳太の味方をしている。



…俺はこの人に勝てるのだろうか





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『俺、Aさんのこと好きやと思う』





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作者名:ash | 作成日時:2019年3月7日 23時

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