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『きゃぁ……っ』

「っ、」




突然の女性たちの黄色い声に思わず肩を揺らす
周りを見渡すと店中の女性達は全員同じ方を向いていた

私は慎重に彼女達の視線を辿ってみた





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「え、」




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狭い通路に続く角から出てきたその姿が、何故か分からないけどスローモーションに見えた

そして、少しだけ懐かしくも感じる謎の歯車がやっと上手く噛み合った気がした。



ここにいる女性達はみんな、おそらくアルバイトをしている小瀧さんに会いに来ている

それを小瀧さんも理解している

だからあの時、『俺に用があるんとちゃうんですか?』と言ったんだ。




「小瀧さん、モテモテなんだね」



くるりと椅子を回して、カウンター越しに私の前でグラスを拭いている淳太の方に向き直した。



「みんな小瀧さん目当てなの?」

「せやなぁ、今日小瀧に合うのが目的じゃ無い人はAだけやろうな」

「へぇ、そんなに」



グラスに残っていたアルコール度数の低いカクテルを飲み干す。

アーモンドを奥歯でジンワリと押し割ると
カリッと良い音を立てた。



「…Aはさ、」
「ん?」
「かっこいいと思うか?小瀧のこと」

「そりゃ外見はね?
でも別に仲良いわけじゃ無いし、挨拶程度しかしたことないから中身は知らないけど」





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『Aさん』





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聞き覚えがあり過ぎるその名前が右側から聞こえて

振り向く時には、店中が不気味なほど静まり返っていて

さっきまで小瀧さんに向いていた視線が、私に刺さっていて。


その視線は、私の隣の丸イスに腰掛けた小瀧さんの背中が全て代わりに受け止めてくれたけれど。




『こんばんは、Aさん』

「……こんばんは」




よく分からないこの状況に助けを求めるように淳太を見るのに、淳太はよく読めない顔で小瀧さんを見つめていた。


いや、睨んでいるほうが表現として正しいかもしれない。






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作者名:ash | 作成日時:2019年3月7日 23時

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