お見舞い�� ページ5
「初」
初「廉」
廉「それはなに？」
初「車いす」
廉「は？」
初「もう全く歩かれへんからさ」
廉「え」
初「もう、、、日に日に無理や……食べ物も固形入らんからチューブで流し込む」
そうや、いつの間にか…この前来た時は
まだ肉あったのに痩せ細ってる
廉「まだ信じたくない」
初「俺が廉と話せるのもあと少しやな」
廉「いやや」
初「姉ちゃんと仲良くやってくれてよかったよ」
廉「え」
初「え？知らんの？きてんで？ここ」
廉「そうなん？」
初「うん」
廉「全く知らん」
初「ま、廉と違うのは俺たち家族やからな」
廉「家族なりたいな、俺…初と」
初「てことは姉ちゃんと？イコール紫耀と家族ってことやん」
廉「あー、それは嫌や。でもしゃーないな。あいつとあいつで由梨のお姉ちゃんと付き合ってるし」
初「それにあれやで？明日夏姉ちゃんの彼氏は廉たちの大先輩やから…結婚した場合…」
廉「うわ！めちゃくちゃ緊張するやん」
初「いやだからそうやん。分かるやろ笑 相変わらずアホやなぁ」
廉「アホちゃうし。アホはメンバーや」
初「はいはい」
廉「大吾たちは来たん？ここ」
初「来てない。多分今仕事忙しいやろうしな」
廉「ここに通すん？」
初「え？」
廉「やって拒否できるやろ？」
初「まあ」
廉「初がたとえなにわ男子におったことも、俺らと出会ったこともジャニーズやったことも全部忘れても俺らが忘れへん。俺らは初にどれだけ助けられたか………最初に初が俺はお前の3年先輩やけどお互い敬語なしな？って会ってすぐそう言ってくれたからやからこそ、俺の今のイメージは人との距離感がすごいとか。フレンドリーとかやねん」
初「え、俺のせい？」
廉「いや、それがあったからこその…今やから。ほんまに感謝してる」
初「俺もそうやし…後輩やけど年上とか先輩やけど年上やけど仲良い人にタメ口やし。龍太くんとかじーことか」
廉「その中に丈くんは入らんねんな」
初「色々お互い知りすぎたから分からんなってん。距離感が…何をどう話すかも。で気づいたら深い話できひんなった」
廉「そっか、、、」
初「廉はずっと一緒のやつがおるやん。紫耀とかクレアとか…」
廉「うん」
初「俺はおらん」
廉「え」
初「丈とか、誠也とか、和也とか。リチャとか。他にも辞めた人おるけど…そいつらとずっとやりたかった……なにわ男子結成が全部壊れたんや…ッ」
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作者名：佐倉バナナ | 作成日時：2023年6月7日 11時
