６：一目惚れというやつ ページ6
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そう言って人差し指で鼻を掻いた彼…ウォヌ先輩は、確かに照れている様子だった。可愛らしかった。
先輩と話していると、マンションに着くのはあっという間だった。マンションの前で向かい合い ありがとうございました と、改めてお礼を伝えた。
W『 全然気にしなくて良いからね、ほんと。…引っ越し祝いだと思ってよ 』
どこまでも優しいんだなと、先輩を見て思った。同時に、こんなに優しい人に初日から出会えたことに安心した。
W『 留学、心細いし大変だと思うけど頑張ってね 』
「 はい、ほんとにありがとうございます 」
W『 語学堂も大学と同じ敷地にあったはずだし、また会えたら話そう。…いつから通うの？』
「 明後日からです…！」
W『 そっか。また、会えると良いね 』
動揺して、言葉を上手く返せなかった。先輩が私と同じことを考えてくれていたという事実が、とても嬉しかった。はい…！と頷いた私の声は、少々上擦ってしまった。
W『 Aと同い年の子2人知ってるから、また今度紹介するよ。…良い奴らだから、友達になれると思うよ 』
「 はい…！よろしくお願いします！」
W『 じゃ、俺は帰るね 』
「 はい、もうほんと…ありがとうございました…！」
ペコリと頭を下げると お礼言い過ぎだよ と先輩は笑い、去って行った。小さくなる彼の背中から、いつまで経っても目を離すことが出来なかった。
それが、先輩との出会いだった。
夜が明けても、先輩のことを忘れられなくて。彼の顔を、声を、思い出す度に胸がとくんと音を立てた。きっとこれが、所謂 一目惚れ というやつなのだろう。早く動く胸とは対照的に、私はどこか冷静に、頭の片隅でそう思っていた。
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まずいなあと思った。
いよいよやって来た、語学堂へ初めて行く日。期待で胸を躍らせながらマンションを出発し、電車に乗った私は、早速迷ってしまった。事前に電車の駅や行き方をメモしていたというのにも関わらず、だ。そのメモと今いる駅の名前を見れば、駅は合っているはずだけど、出口がどこにあるのかがわからなかった。
仕方ない… と、駅のホームを見回す。時間も迫っているし、誰かに尋ねるしか方法はないと腹を括った。
その時視界に入ったのが、私と同い年ぐらいの女の子だった。肩の下まで伸びた髪は栗色でふわふわしていて、それに、顔も可愛らしかった。何だか全体的に雰囲気が優しそうで、あの子になら聞けそうだと判断した。
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アオコ(プロフ) - るるるさん» ミョンホにはこれからもどんどん動いてもらう所存です（言い方） (2020年10月12日 20時) (
レス) id: ad766077a4 (このIDを非表示/違反報告)
るるる(プロフ) - ミョンホ〜(*^ーﾟ)b ｸﾞｯｼﾞｮﾌﾞ!! もう〜〜うぉぬくん…熱上がっちゃう((〃´д｀〃)) (2020年10月8日 16時) (レス) id: f77ccef066 (このIDを非表示/違反報告)
アオコ(プロフ) - るるるさん» るるるさん〜！こちらこそお久しぶりです！！チャイナ組には大活躍して頂きたい願望があるので（願望）、たくさん書けるようにか頑張ります！わかります…どんだけ美味しいお肉出てきても多分無味に感じますね… (2020年9月30日 23時) (レス) id: ad766077a4 (このIDを非表示/違反報告)
るるる(プロフ) - アオコさん、お久しぶりです〜！チャイナ組が登場しててめちゃくちゃテンション上がりました！おぬ君とじゅんぴとはおちゃんとランチなんて…顔面が眩しすぎて緊張でご飯喉を通らなさそうです笑 (2020年9月29日 21時) (レス) id: f77ccef066 (このIDを非表示/違反報告)
アオコ(プロフ) - すずさん» コメントありがとうございます〜！私もうるさい人種だからか個人的に賑やか方めちゃくちゃ好きなので騒ぎまくりましょう…？！ (2020年9月17日 21時) (レス) id: ad766077a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオコ | 作成日時：2020年9月16日 22時
