妖に捧げられる生贄少女

坂「俺も！俺も好き！！」うら「俺は無いわ」貴『うらたには好かれたくない』 ページ17

そらるside

あーあ、もう、抑えが利かないな。

らしくないな、俺。

貴『…で、そらるさん、何があったの？』

そら「それは…」

…まだ、言えないな。

みっともないけど、怖いから。

この想いを伝えたら、きっと今の関係は無くなってしまう。

だからせめてもう少しだけ

そら「…んー…内緒、今は教えてあげない」

貴『何それ…気になるなぁ…』

そら「いずれちゃんとわかるから」

貴『えぇー…』

この距離を保たせて＿＿







まふまふside

まふ「…遅いなぁ」

いくらなんでも遅すぎない…？

坂「そうやなぁ…」

うら「迷ってんじゃね？」

えぇ！？それなら大変じゃん！ここ無駄に広いからなぁ…

まふ「…僕、見てこようかな」

うら「坂田ー、お前ならあいつがどこにいるかなんてすぐわかるだろ、犬なんだから」

坂「犬ちゃうわ！狛犬や！！ちょっと待ってな〜」

坂田は一瞬の間に大きな真っ赤な毛を靡かせる狛犬へと姿を変える。

坂「…(…んー？でもそらるさんとどうやら一緒におるみたいやで？)」

まふ「…え？」

うら「そらるさんと一緒にいるなら大丈夫だろ」

違う、そうじゃないんだよ。

やだ、僕と一緒にいて

僕を独りにしないで

きっと、そらるさんは…いや、そんな素振り見せないけど坂田だって

まふ「………僕そらるさんのとこ行ってくる」


みんなみんな、君に、惹かれちゃったんだ



普段は意気地無しで弱気で何も出来ない僕だけど

君に関してだけは何も負けたくない

そらるさんにも坂田にだって

誰にも奪わせない、ずっとずっと僕と一緒に居てほしいから、

妖だからとか人間だからとか

そんなの知ったことか

好きになることに

何も制限なんて無い

あぁ最後に僕がこんなに誰かを好きだって思えたのは、いつだっけ。

もう、顔も名前も覚えてない。

でも君はいなくなる直前こう言ってくれたよね


恋をする事に決まり事なんて無い

種族も何も関係無い

好きって想いがそこにあればそれだけでいいんだよ


だからね、僕、頑張るよ。

誰にも盗られないように

君にちゃんと好きって言うから

ちょっとだけ、その二文字を伝えるだけでいいから

誰か僕に勇気を下さい。



〜〜〜〜〜
もう自分で書いてて何書いてるのか訳がわからなくなってきました(アホ)

そらまふ「………。」貴『なぜこうなった』→←まふ「恋敵多いですね」そら「そうだね〜」まふ「そらるさんもでしょ」

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