頭抱える一人の夜は ページ18
その場のノリで交換した連絡先
二人の名前が俺の友達に増えただけで
特に何も送れない。
プロフィールのはしゃいでる二人の写真を
おっきくしたり小さくしたり、、
「あー、なにやってんだよ」
布団に無理やり顔を突っ込み目を閉じる。
結局その日は寝不足だった。
▽
寝不足過ぎていつもより20分も早く家を出た。
「あー、初めてだわ」
誰もいない教室に鞄を置き椅子にもたれかかる。
ガラッと扉の音が聞こえる、
「あれ、えいちゃん、早いんだね」
その声に振り向く
「ん、なんとなく」
こんな返しで良かったのか
何か続くような会話を言うほうが良かったのか、
「へぇ〜、私バスこの時間しかないんだけど、えいちゃんはたまたま？前までは1人だったから」
「ん〜、なんか早起きした方がいいかなって最近早起きし始めた」
「そーなんだ！早起きって良いよね〜、あ、これ食べる？」
気を使ってか俺の席の隣に座り
飴を渡してくる。
「あ、サンキュ」
「はーい、、、、あ」
Aちゃんが何か言おうとした時
朝から元気な空が教室に飛び込んできた
そ「おっはよー、え？えいちゃん早くね？」
「早起きハマったんだって」
そ「え？大丈夫？熱ある？」
「ちょ、やめろって」
そらの手が俺のおでこに、それを見て笑い
そらと2人で自分の席に座る。
貰った飴を制服のポケットに入れる
早く席替えしてくんねーかな。
二人の話し声を聞きながら
リュックを枕に顔を乗せる。
もしかして、そらはAちゃんを狙ってるのか、狙ってたら勝ちめねーなとか、1人で考えるたび
マイナスな事しか浮かばない。
結局話す事も出来ず、Aちゃんのアホみたいに話したそらと話す間接キス的な間接喋りか、、
そんな事しかできなくて、
結局また1人家に帰って、ラインの何もないトーク画面を見つめるだけだった。
「あれ？えいちゃん最近早いね」
なんて母親に言われながらも、眠い目をこすり
いつもより20分早く学校へ向かう、
「あ、まだ早起き続いてるんだ、おはよ」
そう言って笑う、たった10分の2人きりの時間は
朝が弱い俺を起こしてくれる活力で、
そんなに話せるかと言われれば、そらみたいに話せないし、
「これ、食べる？」
まだ食べれていない飴をポケットに入れたまま
朝コンビニで買ったお菓子を渡す。
「ありがと！食べる！なんか朝の優雅なお菓子パーティーだね」
ああ、また明日も俺は早起きするんだろう。
終わり
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まーさん(プロフ) - すずりんごさん» ありがとうございます！楽しんでもらえるように頑張ります！ (2019年8月18日 16時) (
レス) id: 4611c4edcc (このIDを非表示/違反報告)
すずりんご(プロフ) - Mrsもアバも好きなので、楽しみにしてます！ (2019年8月17日 15時) (レス) id: 309974a684 (このIDを非表示/違反報告)
まーさん(プロフ) - コーヒーゼリーさん» 嬉しいコメントありがとうございます！楽しんでいただけるように頑張ります！また遊びに来てください！ (2019年7月29日 15時) (レス) id: 4611c4edcc (このIDを非表示/違反報告)
コーヒーゼリー - えいちゃん目線…！！どんな心情なのかめっちゃ気になります！笑。続き楽しみにしてますね！！ (2019年7月29日 2時) (レス) id: 848e04a385 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まーさん | 作成日時：2019年7月17日 16時
