ソムリエの神代さん 【名探偵コナン】【降谷零】

九滴 ページ9

「あっ、お姉さん久しぶりだね!!」

「ん……あぁ君は、この前のポアロの子かな？
こんなところで何してるの？」

「友達とサッカーしてたんだ!!お姉さんも一緒にどう？」

「うーん……せっかくだけどやめておくよ。私あんまり球技得意じゃないんだ」


買い物を終えて帰り道を歩いていれば、公園からでてきた少年に声をかけられた。……コナンくん、って名前だったかな？サッカーボールを持ってキラキラした目でこちらを見てくる。


「ちょっとだけでいいから!!
……だめ、かな？」

「っ……その可愛さわかっててやってるでしょ!!
も〜……ちょっとだけだからねっ」

「やったぁ!!お姉さんありがとう」


あまりの可愛さについOKしてしまった。……だって可愛かったんだもん。

だがしかし問題はこれからである。私は極度の運動音痴だ。過去に水泳で地区代表になったことがあるが、それは水の中での話。陸地ではからっきしダメなのである。多分前世は人魚だったんじゃないかな。


「お姉さんも一緒にやってくれんのか？
俺小嶋元太ってんた!!」

「円谷光彦です」

「吉田歩美だよ!!
歩美ってよんでね」

「……灰原哀」

「私は神代A、好きなように呼んでね」


その場にいた子供たちが、それぞれフルネームで自己紹介をしてくれた。仲睦まじくていいなぁ……


「Aお姉さんは私と哀ちゃんチームね!!」

「あっズリーぞ!!」

「人数的にもそれが妥当でしょ」


……思ってたよりもルールが本格的すぎて私もう無理かもしれない

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