ソムリエの神代さん 【名探偵コナン】【降谷零】

五滴 ページ5

定休日は毎週水曜日。
そんな日は色々なバーを巡ってお酒の知識を深める、同じお酒も作る人によって不思議と味が変わるものなのだ。


「Aさんもお酒には強いんですね!!」

「.......はぁ
というか安室さん1人でも飲みに来たりするんですね。やっぱりお酒好きなんじゃないですか」


最近お気に入りであるバーに顔を出せば、何故かこの人がやってきた。ココ最近安室さんとの遭遇率がおかしいと思う。


「先生から勧められるうちにハマってしまいましてね…」

「まぁお酒美味しいですもんね」

「はい。…それより先程から結構度数の高いものも飲まれてますが酔わないんですか？」

「基本酔いませんね〜。まぁ少し気分が良くなったりしますけど、どんなに飲んでもその程度です。昔からお酒には強いみたいで」


午前零時、日付が変わる時間だった。
どんな食べ物が出ているのか確認しながらお酒を飲む。子供にはわからない大人の楽しみ、この一時がたまらなく好きだ。



「もうそろそろ帰った方がいい時間では？外も真っ暗ですし日付も変わる。」

「この時間は基本起きてるので全然平気です。安室さんこそもう帰った方がいいんじゃないですか？明日の仕事に差し支えますよ」

「……じゃあAさんが帰る時に一緒に帰ります
だから僕のためにも一緒に帰りましょ？」

「一人で帰ったらいいじゃないですか……」

「女性を一人で帰らすわけには行かないので」



なんなんだこの人は。
自分の顔の良さを最大限に活かしてきやがる

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