第6話 出動早々ハプニング！ ページ7
NOside
あまりにも叫びすぎた森羅がゼェハァと息切れをしていると
貴『…………』
ピクリと少しだけAの眉が動いた。
どうかしたのかと桜備が尋ねると、Aはいえ…と曖昧に答える。
貴『少し、嫌な予感が…』
言い終わる前に、ジリリッと電話が鳴った。
茉希が電話を取ると、こちらに向かい、真面目な顔で叫んだ。
茉「焔ビトが出現しました！！」
焔ビトが出た、ということは、緊急出動だ。
桜備の指示のもと全員が出動準備を始める。
貴『全く…森羅のせいでツナギにすら着替えられなかったじゃねえか…』
森「俺のせいか！！？」
火「つべこべ言わず早く準備しろ！」
貴/森『「すみません！！』」
とりあえず今日は防火服だけ羽織っておけと言われ、Aは指示通りに防火服を羽織る。
しかし…
貴『ん、あれ？』
ボタンが閉まらない。
貴『(…あー…これは………)』
Aの胸はGカップ。かなり大きい部類に入る。そんな彼女はいつも着る服に困る。
胸も大きければ身長も肩幅も大きい彼女には中々サイズの合う服が見つからないのだ。
胸のサイズが合うものを選べば肩幅が、肩幅が合うものを選べば胸のサイズが合わない。
元々ファッションに興味のない彼女はいつも適当なゆるい服で済ませてしまっていた。
だがしかし、こんなところで障害が出るとは。
貴『(確かに履歴書には身長体重しか書いてねえもんなぁ…)』
閉まらないものはしょうがないと早々に諦め、そのままマッチボックスへと乗り込むA。
桜「A、防火服はちゃんと着なさい。俺達はこれから危ない現場に行くんだぞ」
貴『あーすみません閉まらなくって…』
茉「えっ！？嘘サイズ間違えちゃいました！？」
貴『いえ多分合ってると思いますよ割といつものことなんで。』
そういえばお前最初は学ランも開けてたよなと言う森羅に対してAはそうなんだよとため息をついた。
貴『学ランの方も最初はサイズ合わなくて閉まらなくてな。裁縫得意な子に調整してもらったんだ。』
森「タラシの力を存分に発揮していく〜」
は〜あとでかいため息をつく森羅にこれでも割と悩んでるんだぞとAは怒る。
しかし合わないからと言って防火服をしっかり着ないのは流石に危ない。
桜「仕方ない。調整は後でするとして今日はできるだけ俺の後ろで隠れていなさい。」
貴『じゃ、お言葉に甘えて。』
そう答えるAに森羅は内心そんな事する必要ねえと思うけど…と呟いた。
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ふたば(プロフ) - この作品とても面白くて大好きです！夢主ちゃんのスパダリっぷりに思わずキュンキュンしてしまいます笑これからも執筆頑張って下さい✨ (2021年10月25日 0時) (
レス) @page50 id: 4559ad2a7b (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - すごく面白いです！更新頑張ってください！ (2021年9月30日 18時) (レス) @page2 id: cc011a7ffe (このIDを非表示/違反報告)
陸(プロフ) - 色々ありますよね、大丈夫ですよ！ (2021年9月20日 0時) (レス) id: 19eff5b33e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：3度の飯より推しが好き | 作成日時：2021年9月18日 20時
