第47話 美女のスケベで大惨事 ページ48
NOside
不幸中の幸いにも、環を受け止めようと腕を広げていたおかげでズボンは地面まで落ちることはなかった。
……いや、ズボンが落ちたかなどどうでもいい事だろう。
地面まで落ちようと落ちまいと彼女のパンツは全く隠せていないのだから。
…隊服を改造なんかせずにいれば、被害は最小限に済んだかもしれない。
けれどそんな事を考えても後の祭り
意味など無いのだ。
森「………黒」
貴『マイナス一億点』
森「まだ続いてた！！」
思わず口走ったパンツの色に森羅は即座にデリカシーポイントを減点させられる。
悪いと真っ赤な顔で慌てて言う森羅にAは呆れたようにため息をついた。
貴『………環って、言ったか？』
環「ひゃっひゃい！！」
ズボンを掴んだまま見上げる環にAはしゃがみこんで目線を合わせ、ニッコリと笑った。
貴『服 を ち ゃ ん と 着 よ う か』
笑顔で威圧をしながらAはもう一度はっきりと注意する。
明らかに怒っていた。
ゴゴゴゴ…と音がなりそうなほどの笑顔に環はごめんなさいいいいいいいと飛び上がる。
しかしやはり着地した先には
男「環…少し落ち着け…」
そうAを見ないようにしながら注意する眼帯の男。
そんな男に紳士だなと思いながらズボンをあげようとベルトに手をかけた。
森「邪魔しに来たんだろうけどマジで邪魔だわお前…！」
環「チクショウこんな時もいつもの"ラッキースケベられ"がぁ！！！！」
そうえぐえぐと頽れる環。
どうやらこの奇行は彼女の意思によるものでは無いらしい。
貴『私はむしろラッキースケベされたんだけどな』
環「本当に申し訳ありませんでしたぁ！！！！」
カチャカチャと冷静にズボンを上げてベルトを締めるA。
あまりに冷静すぎるその姿はとても先程までパンツを晒していたものには見えない。
森「逆にお前はなんでそんなに冷静なんだよ…」
貴『あんな色気のないボクサーパンツ晒した所で需要ねえだろ』
森「お前本気で言ってる？」
この惨状見ても同じ事言えんの？と言われ、初めて周りを見渡すA。
そこには確かに酷い状況が映り込んでいた。
犠牲者達「「「「「「「ﾁ──────ﾝ…」」」」」」」
「救護班！！！急いで！！」
「駄目だ救護班もやられてる！！」
あちこちで鼻血を吹き出し倒れる男達が大量発生。
会場は一気に血塗れの大惨事となっていた。
第48話 愛され過ぎも問題だ→←第46話 ﾗｯｷｰｽｹﾍﾞが止まらない！
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ふたば(プロフ) - この作品とても面白くて大好きです！夢主ちゃんのスパダリっぷりに思わずキュンキュンしてしまいます笑これからも執筆頑張って下さい✨ (2021年10月25日 0時) (
レス) @page50 id: 4559ad2a7b (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - すごく面白いです！更新頑張ってください！ (2021年9月30日 18時) (レス) @page2 id: cc011a7ffe (このIDを非表示/違反報告)
陸(プロフ) - 色々ありますよね、大丈夫ですよ！ (2021年9月20日 0時) (レス) id: 19eff5b33e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：3度の飯より推しが好き | 作成日時：2021年9月18日 20時
