第17話 躊躇う戸惑う戦闘前 ページ18
NOside
暫く茉希VS森羅・アーサーで組手を続ける三人をAはダンベルを持ち上げながらじっと観察していた。
貴『大隊長、茉希先輩って元々軍事関係の人だったりします？』
Aかそう桜備にコソッと尋ねると桜備は少し驚いた様子でよく分かったなと答えた。
桜「茉希と火縄は軍出身でな、人の為に働きたいと俺の隊に入ってきてくれたんだ。」
貴『通りで対人戦に強い訳だ。』
どちらかというと独り言のように答えるA。
Aからみても茉希は相当強いらしい。
まぁ、当然と言えば当然だ。訓練校でトップスピードの森羅と火力が一番高いアーサーがこんなにもあっさりとやられ続けているのだから。
貴『第二世代能力者に慣れてないとは言ってもなぁ…』
火「言っておくが次に茉希と戦うのはお前だからな」
火縄がそうAに次の組手の予定を教えるとAは明らかに嫌そうな声を出した。
貴『私女子との組手はあんまりしたくないんですけど…』
桜「そっちなのか？」
貴『だって…』
女子って弱いじゃないですか。
そう答えるAに火縄と桜備は若干驚いた表情をする。
女子に優しいと聞いていた割に中々厳しいことを言う
桜「いや…お前も女じゃないか」
貴『80キロのダンベル軽々と持ち上げる女がどこにいます？』
桜「自覚あるのか」
私は例外ですとAはダンベルを軽く投げてキャッチするだなんて芸当を軽々とやってみせる。
Aは本当に自分の腕に自信があるらしい。
火「安心しろ。茉希はそんじゃそこらの男共よりも強い。」
貴『そういう話じゃないんですけどねぇ…』
すると丁度組手が終わった…というより二人が倒されたのか茉希が汗を拭いながら戻ってきた。
貴『あ、茉希先輩お疲れ様でーす』
茉「あ、ありがとうございます」
戻ってきた茉希にきれいなタオルを渡すA。
やはり女子に対しては本当に優しいらしい。
優しいからこそ女の子を傷つけたくないのかもしれないと内心考えたながらA達を見る桜備と火縄。
けれど火縄は次の予定を変えるつもりはないらしい。
火「茉希、次はAと組手をしろ」
茉「分かりました！」
貴『えー…ホントにやるんですか…？』
未だに納得しきれてないAに茉希は大丈夫ですよ！と頼もしく笑った。
茉「ボッコボコにしてあげますから！」
貴『……ん〜…まぁ…全力でお願いします。』
第18話 組手ハードプレイ→←第16話 デリカシーポインツｹﾞｯﾂ！！
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ふたば(プロフ) - この作品とても面白くて大好きです！夢主ちゃんのスパダリっぷりに思わずキュンキュンしてしまいます笑これからも執筆頑張って下さい✨ (2021年10月25日 0時) (
レス) @page50 id: 4559ad2a7b (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - すごく面白いです！更新頑張ってください！ (2021年9月30日 18時) (レス) @page2 id: cc011a7ffe (このIDを非表示/違反報告)
陸(プロフ) - 色々ありますよね、大丈夫ですよ！ (2021年9月20日 0時) (レス) id: 19eff5b33e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：3度の飯より推しが好き | 作成日時：2021年9月18日 20時
