110話洞堂さん ※若干下ネタ回(注意) ページ17
彼が私を邪な目で見ていたなんて…。
男は狼、下半身で動く生き物だとあきは言っていたけれど。
これは恐怖の対象でしかない。
世の女性陣はどのようにしてお付き合いをしているのだろう。
し、城田君とかは…。
A「あの洞堂さん…男というものは皆あなたのように邪心に塗れ、女の人を…その…」
その先は悍ましすぎて口にできない。
洞堂さんのイメージは悪い方向へと進み、私はすっかり洞堂不信になってしまった。
このままでは全人類の男を疑いかねない私を見て、洞堂さんは答えを導き出す。
その顔はとてもげっそりとしていた。
洞堂「確かに男は狼、下半身で動く生き物、女性のことを意識しまくりです。」
A「やっぱり!?」
洞堂「ですがね、お嬢さん。それは健全な証拠なのです。そういう欲求がないと人類の繁栄は愚か、絶滅の一途を辿るんですよ。
むしろ欲 情しないことは罪です。
だから、男を赦しなさい。
それに、皆が俺みたいに心汚いわけじゃないんでそこは安心してください。」
なるほど…確かに理に適っている。
低俗な会話ではあるが、奥が深い。
男というにも一括りにするのではなく、いろんな人がいて様々なタイプがいるということね。
彼はただ巨乳が好きだった、それだけのこと。
私は一瞬でも誤解してしまったことに反省し、彼への好感度がマイナス値から+2上がった。
洞堂「あ、ちなみにその逆もまた然りです。
世間はそういう女性を何というかご存知ですが?
ビッ「それは聞きたくありません。」」
そうこうしているうちに、有栖院家に到着。
車の扉が開かれ、花束が崩れないように抱えると玄関には既にリリィさんが立っていた。
リリィさんは私を一目見て、その紅い瞳を輝かす。
感嘆の声を洩らしながら女子のようなはしゃぎ方をする彼に私は照れ臭さを感じた。
リリィ「有栖院家へようこそ。
ドレスお似合いですよ、一瞬天使が歩いてきたのかと思っちゃいました♡」
A「そ、そういうお世辞はやめて下さい!」
耐えきれずに私が顔を真っ赤にすると、リリィさんは楽しそうに「あらあら…」と微笑む。
リリィ「それでは、ここから先は私が案内しますね。洞堂さんもご苦労様です、何か失礼なことはありませんでしたか?」
A「いいえ、むしろ彼は私に教えていたの。」
それはどんな内容なのかを尋ねるリリィさん。
何と例えたら良いのか…最終的には保健体育という科目で伝えた。
すると、リリィさんは顔を真っ青にする。
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レモンティー(プロフ) - 抹茶さん» 返信が遅れてしまい申し訳ありません。翡翠の真昼に対する思いや頑張る姿を褒めていただきありがとうございます。キャラの深掘りもどんどんしていきたいと思っています。私情や漫画(本編)の進行具合によってかなり時間がかかると思いますが今後も更新頑張ります! (2021年10月13日 4時) (レス) id: a8c312a3ba (このIDを非表示/違反報告)
レモンティー(プロフ) - ちゃちゃさん» コメントありがとうございます。長らく放置していたため返信が遅くなってしまい申し訳ありません。キャラの関係性は特に物語が発展するうえで頑張っている部分なのでそこに着目してくださるとは…めっちゃ嬉しいです! (2021年10月13日 4時) (レス) id: a8c312a3ba (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - 翡翠ちゃんの真昼や桜哉、御園との関係性がすごく素敵ですし、大好きな真昼たちのために少しでも支えになりたいと、頑張る翡翠ちゃんがとっても可愛くて、応援したくなります。更新、待っています。 (2021年1月23日 10時) (レス) id: f3d962ce08 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃちゃ(プロフ) - 小説すんごくステキです!さくや、御園との関係性最高です! (2021年1月2日 5時) (レス) id: f790642b1e (このIDを非表示/違反報告)
レモンティー(プロフ) - ありまさん» 大変失礼いたしました!更新や再度名前の確認をいたしましたが機能されているでしょうか?また、お名前の変換が(名前)のままになっていないかなども見ていただければ幸いです。ご不明な点がありましたらコメントでお聞かせくださいm(_ _)m (2020年3月18日 18時) (レス) id: a59b8a8518 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レモンティー | 作成日時:2020年3月14日 21時