転生したら最強美少女になってしまった事件【鬼滅の刃】

25の型 ページ26

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私が簪に夢中になっていると、時透くんが後ろから声を掛けてきた。


「ん？気に入ったというかすごく綺麗だなぁって思って！それに時透くんの髪色にも似てるから、つい目がいっちゃった！」


「僕の髪色？」


「うん！……あ、時透くんそろそろ少し休憩しない？あそこにお団子屋さんあるし！」


「簪はいいの？」


「いいよいいよ！こんな高級そうなもの、私には似合わないからさっ！！」


ヘラっと笑い、時透くんの腕を掴んで歩いていこうとするが、時透くんはジィーーっと簪を見て動かない。


「？時透くん？どうしたの？」


「いや、なんでもない。行こうか。」


時透くんはハッとしたように私の呼びかけに振り向くと、ゆっくり屈んでいた腰を起こし足を進めた。


時透くんがあの簪気に入ったのかな。というか時透くんこそ簪似合いそうだな可愛いからな。私なんて100均のピンで十分だわ………安い女だからな……






ーーーー






「お団子うま！！美味しいね時透くん！！」


「そんなに一気に食べたら喉に詰まっちゃうよ？」



「へーきへーき！！」



はあ時透くんとお団子食べてるよ幸せすぎる。隣には時透くんが座ってお団子をモグモグ食べている。


可愛い。時透くんを見ているだけでお腹いっぱいになりそうだ。


そんな事を思いながら幸せを感じていると、背後から誰かが近づいてきた。


「よっ！」


その声の主を見るためにお団子を食べながら振り向くと、あらびっくり。



「………ッゴホッ！！！ゴホゴホゴホ……ッ！！」



私は驚きのあまりにむせ込んだ。だってさ、だって！！！！！




「……宇髄さん。何でここにいるんですか。」


「ちょっとな。任務がてら寄ってみたんだよ。」




ーーー宇髄天元様が、私の背後に立っていたのだから。





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