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和也。
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和也。
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何度も、何度も、名前を呼んだ。
冷たい廊下で、月灯りの下で、肌が触れ合う。
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寒いよ。と笑うと、和也も寒いよな。と笑った。
だけどあったかい。と肌に触れると、和也もあったかいな。と笑った。
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お姫様抱っこされて布団の上にゆっくりと下ろされる。
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和也。
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和也。
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見上げる和也の額に滲む汗を
指で、拭いた。
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その指を和也が握り、綺麗な前歯がカリ。と指を噛む。
もう、誰も愛せないと信じていた泣き虫の私が
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今、愛しい人の腕の中で、幸せを貰ってる。
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今、幸せを、分かち合っている。
ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名：瀬音
| 作成日時：2012年8月9日 12時
