頼れる先輩は。【センラ】

先輩。-15- ページ16

「〇〇社の折原千羅と申します。本日からよろしくお願い致します。」



仕事モードになっていて、いつになく丁寧だと思う。



『同じく〇〇社の神崎Aと申します。本日からよろしくお願い致します。』



私も折原さんを見習ってご挨拶をした。



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



「いやぁ、無事終わったなぁー」



『すごく緊張しましたよ...』



「でも、上手くできてたで。よしよし。」



『ありがとうございます...折原さん、それ、すごい恥ずかしいです...』



ほんとに照れる。



しかもセンラさんがしてると考えると余計に照れる。



「ごめんなぁ(笑)、じゃあそろそろ家行こっか。」



折原さんの友人ってどんな人なんだろう。



優しい人ならいいな。



『こ、ここですか？』



「おん、そうやでー」



すごい家賃が高そうなお家。



ほんとに私が泊まっても大丈夫なのかな？



『あの...ほんとに私泊まっても大丈夫なんですか？
あまりにも恐れ多いというか...』



「やからー、ほんとに大丈夫やってー。
それに、今からホテル予約とると高いでー。」



うぅ...確かに。高いのは困る。



しかも、もう上司に言ってあるからホテル代は自腹になる...



『すみません、お願いします。』



「おん、いいで。まぁ俺の家じゃないんだけどな。」



そういって折原さんはドアと開けた。



鍵は掛かってないらしい。



「坂田ー、入るでー。」



ん？今、坂田って...

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