頼れる先輩は。【センラ】

先輩。-1- ページ2

「Aー、お昼行こー」



折原さんの声にふと顔をあげる。



『もうお昼なんですね。』



気がつくと12時を指していた。もう昼休憩の時間だ。



『いいですね。行きましょうか。』



そういって私と折原さんは立ち上がった。



やっぱり折原さんは綺麗だなーと思う。



表に出るだけあって美容には気をつけているだなーと思う。



「おーい、A？どなんしたん？俺の顔になんかついとる？」



『いえ。何もついてないですよ。すみません、行きましょうか。』



今日は折原さんのおすすめのご飯屋さんらしい。



すごく嬉しいけど顔には出さないようにしないと。



「A定食とB定食迷うなー。Aは何にするん？」



『私はC定食にしようと思ってます。』



「えー。そこはAかBかどっちか選んで美味しい展開になる所ちゃうん？」



『今日はC定食の気分だったので。』



本当はどっちかにしたかった。



でも、そうしてしまうとなんだか申し訳ない。



「そっかー。じゃあ俺はB定食にしよー。」



そう言いながら注文し、私たちはメニューを置いた。

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