*センセイ26 ページ28
*
「先生、こっち向いてください。」
私が抱きしめると、先生はお腹にまわした手を握った。
「おめェ、........バカ。」
小さく呟いた先生の声は少しだけ嬉しそうで、見上げた私は先生の耳が真っ赤になっている事に気づいた。
「ふふ、先生耳真っ赤っかです。」
たまらなく、愛しい。
抱きしめる力を強めると、先生はぴくりと体を揺らしこちらを向いた。
「せんせ......んっ」
振り向いた先生と目が合う前に軽く口付けられ、今度は私が真っ赤になる。
「ば、ばかは先生ですっ!!」
「バーカ。先生をからかうとこうなるんだよォ」
照れる私を見て笑う先生の眼差しは優しくて、
幸せが込み上げてきた。
「そいえば、私まだ先生の返事聞いてないです。」
先生の気持ちは、さっきの会話で聞いたんだけど。
それでもやっぱり直接言って欲しかった。
「私の事どう思ってるんですかー?」と首を傾げれば先生は真顔になって、強い口調で言ってくれた。
「可愛くてたまんねェに決まってんだろォ。お前が好きだ、A。」
*
232人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あや - 私はさねみん推しで、今学校の数学の先生に恋をしています。なので、このお話を読んでいて、すごく楽しかったです! (2021年9月5日 12時) (レス) id: 676a376a05 (このIDを非表示/違反報告)
鈴神(プロフ) - 由瑞さん» ありがとうございます!もう少しお付き合いください〜 (2020年3月26日 9時) (レス) id: 1945be474a (このIDを非表示/違反報告)
由瑞 - 凄く面白かったです。続き楽しみにしています! (2020年3月26日 0時) (レス) id: 8d4739ba12 (このIDを非表示/違反報告)
鈴神(プロフ) - 殿茶さん» えっ、あの、ありがとうございます、小説連載されてますよね?私ずっと読ませて頂いてました!まさかコメント頂けるなんて、、嬉しい限りです。私も楽しみにしているので頑張ってください! (2020年3月15日 17時) (レス) id: c927656a5e (このIDを非表示/違反報告)
殿茶(プロフ) - これからの展開に期待!更新頑張ってください! (2020年3月15日 11時) (レス) id: ab2f0dbeb4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:鈴神 | 作成日時:2020年3月10日 10時