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折「……ああ!!思い出したわ!!キミ、新入生代表の挨拶しとったよな?どっかで見たことある子やなーって考えよったんや。たしか名前は…」


『だから、もういい加減っ……!!』


折「そうそう、花野芽 Aちゃん。やろ?」


『っ…そーだったらなによ。というか、私アンタみたいなのに構ってる暇ないから。』


そう言い捨てて、立ち去ろうとした。


パシッ


『痛っ……!!』


折「あっ、痛かった?ごめんなぁ、力加減がきかんみたいやー。でもそんな強く握ってないんやけどなぁ?」


急に腕を掴まれた。


『ちょ、ちょっと!!なによ!!』


折「でも僕、キミと話したいねん。ええから座り。ほら。」


と、自分の隣の少し冷たい芝生をポンポンとたたく折原。


『はぁ?なんで私がアンタみたいなのとっ…』


折「じゃあ立ったまんまでええ。その痣、なに?」


こいつ、単刀直入すぎ……。


『アンタ…もうちょっと言葉をオブラートにつつめないわけ?』


折「なんでなん?」


『よく知りもしない人に、そんなこと教えるわけないでしょ。』


てか急に話しかけてきてこの態度はなんなの?


折「ええやーん。もう名前も教えた仲やし♡」


『はぁ……ほんと馬鹿じゃないのっ…』


バシャッ


『っ!!』


折「うおっ!!なに?水?」


「キャハハハっ!!きったなー!!笑」


「こんなうすぐれぇとこでなにしてんだよ!!」


「教室がこわくて逃げ出したんでしょー」


上を見上げると、バケツを持ったクラスのいじ


めっ子連中がいた。


折「…………………」


『……なによ、その顔。こんなのいつもだから。アンタはさっさとどこかに行ったら?』


「アイツ、なに1人でブツブツ言ってるわけ?」


「だれかいんの?」


折「…はーい。いまーす。」


「はあ?…ってアイツ!!」


「折原くんじゃん!!え、やばくない!?」


「やばい、ちょーイケメンなんだけどー!!」


「え、てことは今までのも見られてたのかな?」


「そんなのどーでもいーでしょ!!ねー折原クーン!!」


折「はーい」


「そんなとこにいたら、ゴミ子のバイ菌うつっちゃうよぉ?笑」


「お前サイテー笑」


「一緒にこっちきてしゃべろぉよぉー!!ソンナノと一緒にいないでさっ!!」


折「そやなー。でも俺はアンタらみたいなゴミの集まったところにも行きたないなー笑」


「だよねー笑………え?ウチら?」


折「ん?俺なんかおかしなことゆーた?」

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作者名:愛理 | 作成日時:2018年9月24日 2時

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