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そう聞く私に結奈は涼しい顔で一言。
「楽しいから?」
首をかしげて言う姿は可愛いんだけど……なにが楽しいのかわからない。
「あ、そういえばね一之瀬 彼方くん?」
「え? 彼方くんがどうかしたの??」
結奈から発せられた“一之瀬 彼方”の名前に反応してしまう。
さっきまでの疑問なんて吹き飛んで、頭の中は彼方くんだらけになってしまった。
単純だな……なんて思いつつ、結奈が口を開くのを待つ。
「それがね〜……あっ。
やっぱなんでもない」
「え……?」
なんでもない……? 絶対ウソだ!
「結奈教えてよ〜!」
「あー、Aは聞かないほうがいいよっ!」
なんで私は聞かないほうがいいの?
それから放課後まで結奈に問い詰めても
「聞かないほうがいいよ」
の一点張り。放課後なにもなかったら聞けるのに!
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