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「えっと、……」
いつまでも名前を呼ばないA。
「A?」
不思議に思って声をかけると、Aは申し訳なさそうな顔で話し始めた。
「名前……なんですか?」
「………」
え、なに。俺の名前覚えてないって?
ほかの教科の先生ならともかくさ、俺、お前の担任なんやけどなぁ……。
かなーりダメージ受けた。
「えと、ごめんなさい!
あたし、名前とか覚えるのニガテで!
だからっ、先生がキライとかじゃないんです!!」
必死に説明するA。
「別にええよ、かわいいから許す。
俺、千里っての。覚えといてな?」
「せ、千里……?」
ヤバっ。
上目使いで首ちょっと傾けて呼ぶとかさ……。
もう、マジでヤバくね? 天然でやるからコワいよな……。
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