検索窓
今日:1 hit、昨日:8 hit、合計:101,895 hit

ページ4

仕方なく下がって人だかりが消えるのを待つ。



「あたし一之瀬くんと同じクラス!!」


「最悪〜! 一之瀬くん隣のクラスじゃん……」



なんて女の子たちの声もいっぱい聞こえてくる。



はぁ〜……不安になってきた。



「ほらほら、落ち込まない!
人減ってきたし見にいこ?」



慰めてくれる結奈に頷いてクラス発表をにいく。



「あたしB組だ」


「え、私は!?」



結奈がB組。慌てて私も探す。



「あっ、私もB組!」



「一緒じゃん! 今年も一緒でよかった〜」



ホッとしたように笑う結奈につられて私も笑う。



「そういえば一之瀬くんは?」



ハッとしてまたクラス表を探しまくる。



“い”だから上の方だよね……って、B組にない!



はまた違うクラスかぁ……。



「ねぇ、A?一之瀬くんD組だって……」



落ち込んでる私に結奈が遠慮がちに声をかける。



D組って……隣でもないから体育もかぶらないよ〜!



「まぁ、そんな落ち込むな!
 さ、新しいクラスいこ〜」



私を励ますように明るく言った結奈に、いつまでもウジウジしてられない……と思って元気に頷いた。



「2年生って修学旅行あるよね?
 どこ行くのかなー?」


「んー、なんかね。

北九州と沖縄と大阪と北海道から選ぶらしいよ?」



教室に行きながら結奈と色々はなす。



やっぱり結奈と話してたら落ち込んでた自分がバカに思えるから不思議。



2−Bについて、結奈がドアをあけて、続いて私もはいる。

・→←・



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (82 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
327人がお気に入り
設定タグ:歌い手 , センラ , 教師
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: x他1人 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2019年9月15日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。